01月27日 19時20分
中国の旧正月、春節が、28日から始まるのを前に、東海地方の空の玄関口、愛知県の中部空港は、中国人旅行者で早くも混雑しています。
ターミナルビル2階の国際線の到着ロビーは上海や香港など中国からの便が到着するたびに大きなカバンを持った中国人旅行者であふれました。
旅行業界では、ことしの春節は何度か日本を訪れている中国人旅行者が買い物より観光や食事などを重視する傾向が強まっていると指摘されていて、爆買いと言われる消費は減るとみられています。
香港から家族で訪れた男性は「岐阜の高山で温泉に入ってのんびりしたいです」と話したほか、北京から母親と2人で訪れた男性は、「ウニなど海鮮料理を食べたいです」と話していました。一方、中部運輸局は外国人旅行者の増加につなげようと、手ぶら観光と銘打った実証実験を始めています。
東海地方の34の店舗や酒蔵、それにホテルなどにおみやげや荷物を預けると、翌日に中部空港で受け取れるサービスで、担当者などがPRしていました。
料金は1点1000円前後ですが、中部運輸局交通政策部の金子靖志計画調整官は「手ぶらで旅行を楽しめる取り組みで、さらなる観光客の増加に一役買いたい」と話していました。
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