01月27日 12時49分
「食」をテーマにまちづくりを進めている三重県多気町の町長らが県庁を訪れ、美食の町として知られるスペインのサン・セバスチャン市と食文化について交流を深めていくことなどを報告しました。
多気町は松阪牛の生産地としても知られ「食」をテーマにまちづくりを進めています。
27日は久保行央町長らが県庁で知事に面会し、世界でも美食の町として知られるスペインのサン・セバスチャン市と「美食を通じた友好の証」を1月締結し、食文化などについて交流を深めていくことになったことを報告しました。
多気町内には温泉や宿泊施設を備えた複合施設が再来年をメドに開業する予定で、施設内にサン・セバスチャン市にある有名レストランの支店を出店する計画も明らかにされました。
町ではこの施設を「食」のまちづくり拠点に位置づけることにしています。
鈴木知事は「世界一の美食の町との提携は三重の食が世界に通じると、県民が実感できる取り組みで感謝している。食はその土地を訪れる大きな動機となるのでたくさんの人が来ることを期待している」と述べました。
久保町長は「サン・セバスチャン市に学び多気町を世界の人が訪れる拠点にして周辺地域の活性化につなげたい」と話していました。
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