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カツ転売 元従業員も有罪判決
01月27日 12時28分
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廃棄処分されるはずだったカレーチェーン店のカツが横流しされた事件で、買い取ったカツを別の業者に転売して代金をだまし取った罪に問われた名古屋市の食品販売会社の元従業員に対し、名古屋地方裁判所は執行猶予の付いた有罪判決を言い渡しました。
一連の事件で逮捕・起訴された3人全員が1審で有罪になりました。
名古屋市の食品販売会社の元従業員、木村正敏被告(77)は、おととし、カレーチェーンを展開する「壱番屋」が愛知県の廃棄物処理業者「ダイコー」に処分を委託したビーフカツの一部を買い取り、商品価値がないと知りながら別の業者に転売して、代金124万円余りをだまし取ったとして詐欺の罪に問われました。
27日の判決で、名古屋地方裁判所の鵜飼祐充裁判官は「衛生面で問題がある食品を世間に出回らせ、食の安全性を揺るがした犯行で悪質だ」と指摘し、木村被告に懲役2年6か月、執行猶予3年を言い渡しました。
一連の事件ではダイコーの会長ら3人が逮捕・起訴され、これで、全員に執行猶予の付いた有罪判決が言い渡されたことになります。
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