2017年1月31日12時34分
英国のメイ首相は30日、訪問先のアイルランドで、エリザベス女王によるトランプ米大統領の英国公式訪問の招待は「有効だ」と述べ、政府として招待を取り消すつもりはないと表明した。ただ、英国議会のサイトには31日午前1時(日本時間31日午前10時)現在で、訪問阻止を求める署名が159万件寄せられ、市民の反発が広がっている。
請願は、女性蔑視や粗野な言動をとるトランプ氏は「女王を困惑させる」とし、女王の歓迎を受ける国賓としての招待は行わないよう求める内容。英PA通信によると、中部リーズの弁護士男性がトランプ氏が大統領選に勝利した昨年11月に提起した。署名は27日の米英首脳会談でメイ首相がトランプ氏の公式訪問を求めた直後から急増し、トランプ氏が大統領令で中東・アフリカ7カ国からの入国禁止措置を決めた後、爆発的に増えた。
メイ氏はトランプ氏への直接的な批判は避け、入国禁止措置についても、「英国のやり方とは違う」と述べるにとどめた。ジョンソン外相は30日、下院で「英国籍保有者は入国禁止の対象にならない」「もっとも親密で重要な同盟国の大統領は公式訪問の栄誉が与えられてしかるべきだ」などと釈明に追われた。
一方、野党議員は「声を大にして(米国に)意見する勇気を持てないのか」などと厳しく追及。ロンドン中心部では同日、大統領令や英政府に抗議する数千人規模のデモが行われた。
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朝日新聞国際報道部