「難民2万人が行き場失うおそれ」 国連が撤回求める
アメリカのトランプ大統領がすべての国からの難民の受け入れを一時的に停止したことについて、UNHCR=国連難民高等弁務官事務所は「2万人の難民が行き場を失うおそれがある」と強い懸念を示し、この措置の速やかな撤回を求めました。
トランプ大統領は、今月27日、テロリストのアメリカへの入国を防ぐためだとして、すべての国から120日間、難民の受け入れを一時的に停止することなどを命じる大統領令に署名しました。
これについて、UNHCRのトップ、グランディ高等弁務官は30日、声明を発表し、「アメリカで新たな生活を送ることを願っていた難民は、今週だけでも800人以上、行く手を阻まれることになる。120日間で2万人の難民が行き場を失うおそれがある」として、強い懸念を示しました。
そのうえで、「難民は戦争や迫害、テロから逃れてきた人々であり、治安への懸念をアメリカ人と共有している」と述べ、トランプ政権が難民の受け入れを一時停止した措置を速やかに撤回し、難民の保護をめぐって指導力を発揮するよう求めました。
UNHCRは28日にもIOM=国際移住機関と共同で声明を発表し、アメリカによる難民受け入れの一時停止に懸念を示したばかりですが、今回の声明ではグランディ高等弁務官が具体的な数字を挙げて危機感を表明した形です。
これについて、UNHCRのトップ、グランディ高等弁務官は30日、声明を発表し、「アメリカで新たな生活を送ることを願っていた難民は、今週だけでも800人以上、行く手を阻まれることになる。120日間で2万人の難民が行き場を失うおそれがある」として、強い懸念を示しました。
そのうえで、「難民は戦争や迫害、テロから逃れてきた人々であり、治安への懸念をアメリカ人と共有している」と述べ、トランプ政権が難民の受け入れを一時停止した措置を速やかに撤回し、難民の保護をめぐって指導力を発揮するよう求めました。
UNHCRは28日にもIOM=国際移住機関と共同で声明を発表し、アメリカによる難民受け入れの一時停止に懸念を示したばかりですが、今回の声明ではグランディ高等弁務官が具体的な数字を挙げて危機感を表明した形です。