ロイター通信によると、カナダ東部ケベック市で29日午後8時(日本時間30日午前10時)ごろ、モスク(イスラム教礼拝施設)で銃乱射事件があり、少なくとも5人が死亡。現在のところ犯行声明は出ていない。地元の警察当局は容疑者とみられる2人を拘束し、現場付近を封鎖するなど厳戒態勢を敷いた。
ロイター通信がモスクの代表者の話として伝えたところによると、武装した男3人がモスクに押し入り、銃撃を始めた。当時は約40人の信者が礼拝中だった。またAP通信によると、このモスクでは昨年6月、豚の頭部が玄関前に放置され、イスラム教徒への嫌がらせとみられる行為を受けていたという。【松井聡】