/旨辛ラーメン裏表市ヶ谷本店にて油そば/九段斑鳩市ヶ谷本店にてらー麺、濃厚らー麺/樂旬堂坐唯杏にて宗玄の会/一久庵/塩そば専門店桑ばら@池袋にて麺が太い塩そば/
予定とは変わるからこそ予定であって、ぽっかりと空いた時間をただ川を見て過ごすのも一興、事前に調べておいたラーメン屋でリカバリするのも一興。
今日はラーメン一杯、お酒を軽く、の予定でしたが、さすがは予定。
一杯目は旨辛ラーメン裏表市ヶ谷本店@市ヶ谷(千代田区九段南)、水道橋駅高架下より移転して、2016/10/17オープン。
その水道橋で食べたときは、しっかりしたスープとしっかりした麺のラーメンだと思いましたが、それだけじゃ行列店には届かないなんだよな。
ラーメン、いや、飲食はホント難しい。
店内は壁向きカウンター7席、4人掛けテーブルが4卓、2人掛けが1卓、店員さんは二人。
メニューは鷹の爪拉麺、ピリ辛拉麺、極辛拉麺、つけ麺、旨辛味噌拉麺、旨辛味噌つけ麺、油そば。
お店のウリである鳥モモ肉一枚がトッピングされたあんかけDXを食べるべきですが、ふと気が変わり、見かけたことのないメニューにしてみるかと。
卓上には特製辛みパウダー、白胡麻、醤油、酢、ブラックペッパー。
程なくして油そば800円、辛さがウリのお店ですがほぼ辛くない料理にしてみました。
トッピングされた味玉、唐揚げ、メンマ、長ネギ、茹でもやし、辛みパウダー、刻み海苔をぐわしとかき混ぜます。
富華食品の中太麺(ラーメンだと太麺と中太麺のミックス)、やや甘みのある醤油ダレを全体によく絡めて頂くと、中々の美味しさ。
途中で辣油と酢を回し掛けて中々の油そばにして頂き、麺が残り1/3になったら卓上に用意されている辛みパウダーをドサッと。
かなり辛くなりましたが、これがまたかなり良い感じですなぁ、おいめしとかは無いんだな。
スルッと食べてしまってご馳走様でした。
二杯目は九段 斑鳩 市ヶ谷本店@市ヶ谷(千代田区九段南)、九段下から移転して2016/4/27プレオープン、プレと言うより間借りだよな。
店内外に張り紙の類はTRY大賞受賞の一枚だけ、店舗名さえ外から見える位置に設置した券売機にパウチして貼ってあります。
「一体何屋?」と店内を覗き込む道行く人が多数、これだけ現状復帰を意識した店づくりは初めてです。
メニューはらー麺、濃厚らー麺、超濃厚らー麺(杯数限定)、つまり醤油ラーメンのみで、トッピングは煮玉子のみ。
驚くべきはその値段で、趣味でやってますか?とお聞きしたい(笑)
お昼時と言うこともあって店内待ち6人ほど、それなりに待ってから席を案内されます。
厨房を囲むカウンター12席、未就学児のお客さんのためにチャイルドチェアーが用意されているラーメン屋は他に雅楽しか知りません。
卓上にはゆず入り唐からし、ホワイトペッパーが用意されていますが、使っているお客さんっているのだろうか。
厨房の壁に貼られたステンレス板、営業時間が短いこともあるだろうけど、顔が写るほどぴっかぴか。
切子を思わせるグラスに注いだお冷を飲みながら、坂井店主さんの丁寧すぎる麺茹でを眺めながら、ラーメンの出来上がりを待ちます。
らー麺720円。
いわゆる青葉のタブルスープ、春木屋理論がばっちり効いていて、こちらの味覚の一歩、二歩先を行く美味しさ。
これが美味しいラーメンのスープと言うものだよ。
大成食品の中細麺は舌触り良く滑らかで、スープの持ち上げも素晴らしく、スルスルと食べられます。
これが美味しいラーメンの麺と言うものだよ。
トッピングはチャーシュー、メンマ、板海苔。ネギを乗せないのが斑鳩のラーメンなので水菜(限定メニューにはネギが使われてます)。
友達が食べた濃厚らー麺750円。
らー麺に比べて麺太め、味濃いめ、油多め、鰹節多め、と説明されていますが、濃厚というより味しっかりめという感じです。
スルッと食べてしまってご馳走様でした。
コーヒー一杯の休憩を挟んで、メインイベントの樂旬堂坐唯杏。
去年の夏から「やりますよ」と聞いていた宗玄の会、今夜は新営業部長の晴れの舞台とか。
先ずは仕込み水からなのですが、座った卓で相席になった人は以前、こちらとかあちらでご一緒したことある方で。
他にも見かけた顔がちらほら、世間は狭い、のではなく、自身の交友関係が狭い、ってことです。
乾杯酒はにごり山田錦55%、乾杯と言いながら前に出さないで口に付ける人の多いこと多いこと、もちろん私も。
今日は初めっから最後まで宗玄のみ、こんな幸せな土曜日があってもいいものか。
前菜として鴨ロース煮、大根コンフィ、ブロッコリ、カリフラワー。
何をもってして前菜と言うのか分からないけど、この料理を前菜と言うのなら前菜なのだろう。
大根のコンフィとか、初めて食べましたよ。
椀として白身魚の刺身スープ仕立て。
刺身として食べられる魚を敢えてお椀として仕立てる、坐唯杏だったら何にも不思議に思わないけれども。
お酒は純米吟醸、純米山田錦、純米八反錦と次々と栓が抜かれ、それでものんびりと写真を撮っている人もいる。
賑やかな酒席に身を委ねる人もいる、黙って杯を重ねる人もいる。
刺身として土佐流鰹たたき。
坐唯杏ならば必ずと言っていいほど出される鰹のタタキ、必ず生ニンニクが付いているので、必ず食べる。
宗玄の新営業部長との話も盛り上がりに盛り上がる、初対面なのに共通の知り合いがいるなんて、なんて友好関係の狭い私。
焼肴として鮮魚燻製盛り合わせ 鯛、ボラ、メジナ(グレ)。
この夜、最高の逸品。
この会のためにだけに仕込まれた燻製、旨すぎて酒が進み過ぎる。
普通酒と言うか本醸造というか、構えないでこの日一番飲みやすい日本酒。
こういうお酒が一番ヤバい、飲み過ぎているのにまだ飲み過ぎてしまう。
預鉢として香物盛り合わせ。
もちろん自家製、味が濃すぎず薄すぎず。
この辺りから坐唯杏の店主さんが参入してきて、声が枯れるほど話し込む。
食事として棒寿司、蒟蒻寿司、恵方巻き。
恵方巻きを無理やり食べさせられましたが、痛いくらい硬い海苔で、方角が分からず。
もちろん全部食べられないのでお土産にしました。
身も心も楽しんだのですが、さらに楽しもうとサンシャインの地下にある一久庵で虹会。
あれだけ日本酒を飲んだのにお蕎麦屋に行くのは、また飲むから。
何を飲むかというと宗玄(笑)
何か適当に持ってきて、とお願いして、いたわさとか天ぷらとかイカの塩辛とか。
虹会ともなると何事にもおいて遠慮が無くなり、暴言もありつつ、これがまた心地よい。
出汁巻卵、目で楽しむのはダメだと分かっていても、誰も頼んでいないのだから仕方ない。
虹会でも日本酒を一人二合以上飲んだと思う、良く分からないけど。
酒を飲んだ後は食べないようにしているラーメン、アルコールで麻痺した舌で食べても仕方ないのに、皆が行くと言えば付き合ってしまう。
三杯目は塩そば専門店桑ばら@池袋(豊島区東池袋)、初訪なのに、ああ、初訪なのに。
メニューは塩そば、塩つけそば、塩煮干しそば、塩油そば、トッピングはワンタンとか、サイドメニューにご飯ものとか。
店内は混み合っていて外で待ちますが、もの凄い寒いはずなのになぜか?全く寒くない。
しばらくして4人同時に案内、カウンター8席程度かな、テーブルには醤油、酢、柚子胡椒。
程なくして麺が太い塩そば850円、なぜスタンダードのラーメンにしなかったのだろうか。
丼の底まで透き通った大山地鶏出汁のスープですか、まさに五臓六腑に染み渡る味わい、堪らないなぁ。
よく、「飲んだ後にぴったり」という記事を見かけますが、実際に試す人はほんの僅か、しかしして私がその試す人になるとは。
角中太麺、見かけによらず、スープを良く持ち上げて、美味しいこと美味しいこと。
トッピングは一口で食べ切れないほど大きなチャーシュー、帆立パウダーを乗せた板海苔、メンマ。
とラーメンを啜っていると、同行者に知り合いがいたらしく、「こちら、どうぞ」とチャーシューをサービスされました。
酒を飲んでいるだけじゃなくて料理もかなり食べているので、余計なチャーシューなんて要らないんだけど、だからと言って残せない。
スルッと食べてしまってご馳走様でした。
ちゃんと帰れたのかしら、私。
2017年01月28日
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