SS自作スレまとめ > とある天使の灰姫遊戯(シンデレラストーリー)
- 2006/04/19 禁書SS自作スレで連載開始。
- 2007/07/24 完結。
1-169 (トリップなし)
学園都市の全学合同文化祭「一端覧祭」。
その準備に追われる上条たちの元に、夏に知り合った赤い修道女が現れる。
彼女曰く、危険な魔術がまたもこの学園都市で起ころうとしている。
果たして、上条たちは『灰姫症候(シンデレラシンドローム)』を阻むことができるのだろうか?
学園都市全校合同学園祭「一端覧祭」の準備期間を舞台とする小説。
実に「禁書」らしい展開で物語が進んでいく。
禁書板SS中でも、最も原作の展開と近似しており、名作であると評判。
ただし、刊行が進んだ現在では原作との設定に矛盾が生じてしまっている。
(こればかりは致し方のない誤差ではあるが)
+ | | ネタバレ注意 |
- 「零時迷子(ヌーンインデペンデンス)」
- 消滅寸前であった魔術が人から人へと移り変わっていく現象。
- 童話「シンデレラ」において、ガラスの靴が消失しなかったことを説明付けた魔術理論であり、魔力切れで消えるはずだったガラスの靴を王子が拾ったことで、術式が王子の生命力を魔力に変換して継続したとするもの。もうひとつの矛盾である「シンデレラしか履くことのできない靴」にすり替わったのも、この際に王子の意識から術式が書き替わったためと説明されている。
- 伝搬条件は元の術式次第だが、その不安定さ故に短期間で自然消滅してしまうため、魔術界ではほぼ都市伝説扱いであまり危険視されていない。
- 「灰姫症候(シンデレラシンドローム)」
- 学園都市に潜入していたロシア成教諜報員が見つけた「零時迷子」現象。
- 効果は「自分の靴に対する所有者限定の付与」、伝達条件は「童話・シンデレラの内容を知る者との接触」。
- 伝達条件に合う対象が膨大であることを利用し、短期間で消えてしまう「零時迷子」の永続化を図る実験と目され、術者が「悪意を孕んだ術式・呪い」を付与する前に発端の魔術師を特定し、術式の破壊を試みるのがサーシャの任務である。
|
- 言祝栞(ことほぎ しおり)
- 上条のクラスメイト。図書委員(女子)。
- アウトドア系文学少女という通り名をもち、劇中劇の監督を務めている。