地球から月へ酸素イオン 38万キロ到達、大阪大分析
(2017/1/31 01:00)-
地球の重力圏から流れ出た「酸素イオン」が、約38万キロ離れた月に到達していることが分かったと、大阪大や名古屋大などのチームが30日付英科学誌電子版に発表した。
2007年に打ち上げられた日本の月周回衛星「かぐや」(09年に運用終了)のデータ分析で判明した。
イオンは電荷を帯びた原子。チームは「植物の光合成という地球の生命活動によりできた酸素のイオンが、遠く離れた月に届き、影響を与えていることが明らかになった」としている。
宇宙空間では、太陽と反対側に引きのばされた地球の磁気圏の中を、地球から流出した大気のイオンが浮遊している。
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