ヴィクトルが目の前で泣いた時の勝生勇利の心情考察
「ヴィクトルが目の前で泣いてたのに、勇利くん全く動揺してないのは、、、」の考察、いくつか読ませて頂いて、ちょっと自分でも考えてみたくなった。 まず、「ヴィクトルが終わりをGPFと考えていない事に勇利が気がついていた」説が、動揺していない事の前提として必要かと思う
「ヴィクトルも泣くんだ」この「も」が、「自分も泣いたから」だという推測に至り、それは、9話ラストではないかと思って、只今必死にその証明中。 そうすると、あの時の余裕に説明がつく気がしてる。
これは、気付いたとしたら9話ラストの月9だと散々揶揄われてた所の可能性。隠すなら、そこ。 9話視聴時は、お二人とも、引退のワードが指す時期、すれ違ってまっせ!話し合わんかい! だったんだが、あの時点で勇利がヴィクトルのコーチでいたいという意思を感じていたのなら、、、
あ、、、これ、今の考察続ける前に、ヴィクトルはコーチを続けたいと思っていた事の証明をしておいた方がいいやつだ(理系脳) 「引退まで、僕のことお願いします」→「ずっと引退しなきゃいいのに」&12話頭の会話より ・GPFで引退だとは思ってなかった ・勇利のコーチを続けたい
・勇利引退、ヴィクトル現役続行エンドは断固拒否 ・引退まで=もっとヴィクトルの力が必要だから、GPF以降もコーチ続けて、的な意味と考えていた ・そんな勇利は自分勝手だ ・そんな、自分勝手な決断を、泣くほど怒る
以上により、「ヴィクトルは、勇利のコーチでいたかった」という事の証明終 次、「ヴィクトルがコーチでいたいという事に、ロシア大会後に勇利が気がついていた」か否かという点に関して まず、ロシア大会のヤコフへのハグ 「ヴィクトルはもうすぐロシアに帰るよ」→現役復帰するよ
ロシアにいる時点では、「ヴィクトルのGPF後の現役復帰」を疑っていない様子である。その後のカツ丼ピロシキシーンでも 「グランプリファイナルで勝っても負けても、ヴィクトルにはコーチを辞めてもらう。そしてー」 そしての後が、「勇利の引退」であったことは、12話開始時で判明。
で、ここから先は勇利の心情の推察になるが「競技人生を続けたい気持ちもあるが、ヴィクトルがいないと自分はダメになる。だから、ヴィクトルが離れる時を自分の終わりにしよう」と考えたという推測。 大きく外れてはいないと思うが、これに関する証明を行なうことにする。引退理由は何か、ということ
ここで、話は1話に戻る。そもそも、勇利が今年の現役続行を決めたのはいつなのか、という問題。 初見は、ヴィクトルが来たから現役続行を決めたように見えるような作りになっている。現役続行、というワードが出てくるのが、2話のみなこ先生からで、本人が発言してないからってのが大きい理由だが
最終話でようやく明かされる「ユーリは勇利にトイレで発破をかけていた(本当に引退しろなんて思ってなかった)」真実は、一体どれくらい勇利に届いていたのか謎だが、、、
「試合が終わってから、(ヴィクトルの離れずにそばにいてを)ずっと練習してたんだ。スケートを好きな気持ち、取り戻したくて」→よくよく考えると、この時点で、勝生勇利氏、引退する気ゼロですわ。直後にうるさい3つ子の「引退ってマジ?」で誤魔化されて、進退を考えてるように見せかけてるけど。
「世界選手権、今年は出らんらしかよ。おかげで、やっと帰ってこらす」というお母さんの発言。つまり、去年は世界選手権に出ていた。もちろん、ヴィクトルとも、そこで戦っていたはずだ。 負けたのは全日本選手権(12月クリスマス周辺)、長谷津に帰ったのは3月。そりゃあ落ち込むのにも飽きるよ!
なぜ、このミスリードに引っかかったか。 駅でのミニキャラ説明にて「大学は卒業したけど、コーチとの関係も解消して、進退は未定。そして、とりあえず帰郷したって感じです」と。本人曰く、この時点では進退未定(と言っているが、離れずに〜の練習は続けていたあたり本当は続けたい模様)
もう一箇所、真利姉ちゃんとの会話 「あんたさぁ、スケートどうすんの」「何、急に」「浪人してまで大学卒業したのに〜」「まだ、ちょっと考えたいっていうか」「ふーん、スケート続けんなら、応援するけど?ま、温泉でも入って〜」 さて、この「考えたい」に振り回された訳だが。。。
考えたい。と答えたのち、テレビで世界選手権を見て、「練習行ってくる」だ。 勝生勇利氏、この時点でもう、引退する気ない。姉の「応援する」とみなこ先生の「応援してるじゃない」が、背を押したか。 風景(夕暮れ時、日が沈むのと、人生の終わりが重なるような時間帯)に騙されたらしいな。
初見の印象では、やめようかと思っていたが、テレビ見てふと思いついたように地元のリンクに向かい、気まぐれで練習してたのを滑った、ように見えたが、全く違うな! 閉まる時間、空くのがわかっててリンクに突撃して、最初っからヴィクトルの滑走する時間に合わせて、滑る予定だったんだな?!
結論:勝生勇利氏は、辞める理由がない限り、続けたいと考える性格である。 なぜ、初めのうち辞めるかどうか悩んでいたのかのヒントは12話のJJが言っている。 「やめろ、俺には応援される価値はない」と。 ボロ負けしたから、応援される価値はないと思っていた、と考えるとスッキリ。
本人が11話で去年の自分とJJを重ねてたのもあるから、ほぼこれで確定だろう。応援される価値はないと思っていたけど、真利姉ちゃん、みなこ先生、西郡一家の応援で立ち直っている。 が、勇利さんの発言は「僕は1人で滑っていく。そのために必要なことは何だろう」である。何が1人だこのやろう
支えてくれる人が周りにいるじゃねえか、と総ツッコミを入れられた場面だ(笑) チェレスティーノコーチとの関係を解消している事を考えると、「1人で」=「コーチなしで」滑っていく。応援してくれる、家族や友人のために。 というのが、適当な解釈に思われる。
チェレスティーノコーチなしで、どうも全日本選手権に出てたんじゃないか疑惑が存在する。 4話の彼との電話「チャオチャオ!グランプリファイナル以来じゃないか」 GPFでコーチ解消してた可能性が高い。全日本選手権はGPFより後。 これがあったから、8話終わりに、「すぐ帰れ」と言えた
そもそも、四月初めの時点では、1人で滑っていくことを決めていたし(その割には体型が子豚ちゃんだったが)、コーチ帯同せずの出場もままあったと考えられる。 「ヴィクトルがいてもいなくても、どうせきつさはおなじ」と、心底思って、マッカチンの所へ帰した、という訳だが、結果は。
終わった後、リンクに倒れ込んで「今までで、正直1番キツかった」である。 ここから先の、スパシーバハグ、ハグ妖怪、月9な再会は想像で補完する要素が多いので、なかなか骨だが、、、 「ヴィクトルがいなくても滑っていく、と決めてたが、それは無理だと思い知った」という考察が正しいのでは
ここで客観的な補足を入れておくと、ロシア大会でヤコフにキスクラ説教大会(ただし、うわーヴィクトルにそっくりだーと考えてて、多分ほとんど聞いてない)と、点数発表のち、ガラスのような目してるが、 ロシア大会での点数(171.87)は、中国より低いが、国内では165.23だったからな!
ようやく、本題「9話ラストで勇利はヴィクトルがコーチを続ける、すなわち引退を決めていることに気が付いて、どうしても引き止めたかった、がしかし、11話SPで4F失敗してしまったので、あの表情だった」というところの考察に入れそうである。 まず、勇利はそもそも引退する気はない
が、しかし、それでも引退すると決めざるを得なかったのは12話ステップシーケンス途中のモノローグ「僕のコーチでいる事は、競技者としてのヴィクトルの〜」という事に、とうの昔に気付いていたからである。4話「神様、どうかヴィクトルの時間を、今だけ僕にください」の真意が、その独白だ。
という事で、ほぼほぼ「勇利の引退の決意は、ヴィクトルの現役復帰のため」というのは証明できただろう。 で、それを決めての、「話したい事がたくさんあるよ」なのだが、結局こいつらほとんど話さず、滑って終わってるからな!話したのは精々、「引退まで、僕のこと、よろしくお願いします」だ。
勇利の引退を切り出す時の声は震えているし、時期なんて明言できなくて、勇気を精一杯振り絞って、言えたのがこれだけだったんだろう。 それに対して、「プロポーズみたいだね」である。12話で、「もっと俺の力を必要としているのかと思っていた」と言うように、すれ違っている。
9話の空港シーン、全て見終えてから英語ので見ると、胸を突かれる。全ての始まりの言葉を、終わりを告げるために使うのだから。 話したい事はたくさんあるけれど、言葉にできない。何から話せばいいのかわからない。迷いに迷っての 「引退まで、僕のことよろしくおねがいします」
勇利さんはガラスのハートで、最大限勇気振り絞って、引退の意向を告げたけれど、GPFまで、とは、それでも言えなかった。 「プロポーズみたいだね」 は「競技人生の終わりまで添い遂げる」事の比喩だとして、勇利はそれをGPFまでとして、ヴィクトルはGPFより先までとして受け取った。
すれ違っている事には気付かず、伝わったものとしてホッとしてハグ。 ここで、爆弾投下 「勇利がずっと引退しなけりゃいいのに」 そこでヴィクトルとのすれ違いに気が付いている根拠は「GPFで一緒に金メダル取ろう」だ。
ロシア大会の滑走シーンのモノローグで勇利はこう言っている 「終わりは、ヴィクトルと金メダルを取って終わる」 1話のラストのヴィクトルは 「GPFで優勝させるぞ☆」 確かに最初にヴィクトルが言ってるけどさ……勇利さん、確認って大事だよ……
ハグする直前、ヴィクトルはとっても幸せそうにしてるんだよなぁ。もっと長く一緒に居られるって。勇利はホッとしたという感じが近いんだけど。 そんな誤解があったとは知らず、幸せそうにしてたせいで「ヴィクトルは引退のことを話しても幸せそうにしてる」と勇利には受け取られるわけだ。あーあ。
動揺してなかったから、ヴィクトルに「泣くんだ」とか言えたんじゃない。 一度、幸せそうにしてたから。 で、ヴィクトルが「怒ってるんだよ俺は」と言ってからは、勇利も怒ってるから、余計話が通じてない。ヴィクトルが気付かなかったのが悪いんじゃん!とでも言いたげ。 子供かよ!
勇利が誤解に気が付いていたから動揺せず、前髪暖簾をしたんじゃない。というか、涙に動揺しすぎてよくわからん行動を取っちゃったんじゃないか。 「今更そんなコーチらしいこと言わないでよ」 今更=この試合でコーチ終わるのに、だよなぁ。。。