全豪オープンテニスは29日に男子シングルス決勝が行われ、世界ランキング17位のロジャー・フェデラー(スイス)が同9位のラファエル・ナダル(スペイン)を6-4、3-6、6-1、3-6、6-3のフルセットの激闘で破り、2010年大会以来7年ぶり、自身通算5度目となる同大会制覇を成し遂げた。昨年の膝の故障を乗り越え、自身の史上最多記録を更新するグランドスラム18度目の優勝を果たしたレジェンドに、テニス界から祝福の声が集まっている。
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激闘を制した瞬間、全豪オープンの公式ツイッターは「紳士淑女のみなさん、王が帰還しました」とフェデラーの復活Vを速報した。
準決勝でフェデラーとフルセットの死闘を演じた世界ランキング4位のスタン・ワウリンカ(スイス)もツイッターで「何て試合だ! アメージングだよ、ロジャー・フェデラー!!!!! 優勝18回!!!!!」と興奮気味に祝福。「Greatest of all time(史上最高)」の頭文字(GOAT)にちなんだヤギの絵文字や驚きの表情、そしてトロフィーの絵文字を交えながら、偉業を祝福している。
一方、準々決勝でナダルに敗れた世界ランキング3位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)もツイッターで「偉大で素晴らしい試合で目が覚めたよ。ありがとう、ロジャー、ありがとう、ラファ」と感動を綴っている。
女子テニス界のレジェンドでグランドスラム優勝12回を誇るビリー・ジーン・キング夫人はツイッターで「ラファエル・ナダルをとても誇りに思います。あなたのファイティングスピリットと闘争心はすべてのテニスファンにとって僥倖です。ありがとう」とナダルの奮闘を讃えている。
一方、俳優のラッセル・クロウも「偉大なトーナメントだった。ロジャー・フェデラーが戴冠した。ラファエル・ナダルはすごくパワフルだったが、今夜は彼の夜ではなかった」とツイートするなど、名勝負の感動はテニス界を超えて広がっている。
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer
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