厳島神社へのフェリー 航行中トラブルで動けず

厳島神社へのフェリー 航行中トラブルで動けず
30日夕方、世界遺産の厳島神社がある広島県の宮島と対岸とを結ぶ旅客フェリーが、航行中にエンジントラブルで動けなくなりました。乗客およそ90人にけがはなく、およそ1時間半後に別の船で港に運ばれました。
30日午後4時すぎ、廿日市市の宮島を出港して対岸の宮島口に向かっていた旅客フェリー「ななうら丸」がエンジントラブルで動けなくなったと運航会社から海上保安部に連絡がありました。
海上保安部によりますと、「ななうら丸」は潮の流れで流されたあと、いかりを下ろして停泊したということです。乗客89人にけがはなく、別の船に移され、およそ1時間半後の午後6時前までに宮島口に運ばれたということです。海上保安部がトラブルの原因を調べています。

「ななうら丸」は定員800人のフェリーで、世界遺産の厳島神社を訪れる観光客の足にもなっています。