「リトルウィッチアカデミア」は吉成曜監督によるアニメ作品。
第4話は、ロッテの大好きな小説のファンイベントが街で行われることになった。
前回はこちら。
あらすじ
ある日、学校の調理場に忍び込みタルトをつまみ食いをしたせいでアッコたち三人は罰として食材の荷降ろしを命じられてしまう。しかしその日はロッテが楽しみにしていた小説『ナイトフォール』の新刊発売イベントの日。120年間『ナイトフォール』を書き続けている作者である魔女アナベル・クレムが初めて人前に姿を現すイベントだという。全てをこのイベントに賭けてきたロッテは外出禁止令が出されとてつもなく落ち込むが、アッコが妙案を思いつき…!?
(あらすじ:TVアニメ『リトルウィッチアカデミア』公式サイトより)
予告動画
TVアニメ『リトルウィッチアカデミア』第4話「ナイトフォール」予告 - YouTube
『ナイトフォール』新刊イベント
120年間書き続けられている小説シリーズ「ナイトフォール」の新刊が発売される。
通算365巻目で、著者アナベル・クレムが初めて一般の前に姿を現す特別なイベントを迎えようとしていた。
アッコのルームメイトのロッテは子供の頃からナイトフォールの大ファンで、この日が来るのを楽しみにしていた。
つまみ喰いの罰で外出禁止になるまでは。
厨房でタルトのホールを盗み食いしたアッコたちは、週末の労働と補習を言い渡される。
アーシュラ先生はいつもとばっちり。
意気消沈するロッテ。
愛、冒険、スリル、陰謀、友情、青春。
「ナイトフォール」は現存するあらゆるジャンルをカバーしており、子供の頃のロッテは図書館で出会って以来魅了されてきたのだった。
アッコがシャリオに憧れているように、ロッテもアナベルに憧れていた。
一冊当たりがけっこう分厚い。
通読するだけでも大変だが、ロッテはこれを相当読み込んでいる。
どの巻にどんな話が書かれているかはもちろんのこと、一瞬だけ登場するようなキャラさえきちんと把握していた。
作品について熱く語るロッテが、アッコたちをおいてけぼりにする様子がいつもと逆の構図で興味深い。
そんなロッテをアナベルに会わせるために、アッコが作戦を思いつく。
イベント会場には隠れファンがもう一人。
バーバラは、買物のついでに立ち寄ったように見せていたが、ハンナにくだらない作品だと言われたあとに、実は自分は好きだと言い出せない。
ダイアナもそうだけど、こちらは素直じゃない組なのかな。
好きの形
イベントのクイズ大会で優勝したロッテは、アナベル本人から万年筆を譲られ、次のアナベルを引き継ぐように言われる。
実はアナベル・クラムの名前は代々受け継がれていて、現在のアナベルは12代目だった。
憧れていたアナベルに、自分がなれる機会を手に入れたロッテだが、彼女はそれを望んでいなかった。
私にはできないことができる人、そういう人を応援するのが私は好きなの。
ここがアッコとロッテの決定的な違いでもある。
憧れている人と同じようになりたいアッコと、憧れの人が輝けるように支えたいロッテ。
今回は、ロッテの特技である精霊を呼び出す技も登場した。
12代目のアナベルは、魔女ではない普通の女の子で、自分の才能に迷いを感じているところだった。
新刊を出すたびにネットで非難や中傷され、自信をなくしていたのだった。
ロッテに言わせると、むしろ逆に最近のナイトフォールは右肩上がりに面白くなってるようだ。
想いを伝えるロッテは楽しそうで、時が経つのも忘れていたが、それを見守るアッコとスーシィもいい関係だなと思える。
これもまた信じる心なんだね。
結婚を控えたヒロインとヴァンパイアが出会うことから始まった物語が、やがて宇宙に飛び出したり、核弾頭を素手で受け止めたりと超展開のナイトフォールの内容も気になるところだ。
ロッテのSNS経由の趣味友であるグレートベン810さんも、好きなものの前では年齢も立場も関係ないのだということを教えてくれた。
次はスーシィの番だろうか。