外国にルーツがある高校生が、日本を訪れる外国人の通訳を担っている。授業のない日に大阪府内の地下鉄の駅に立ち、英語や中国語を駆使して案内。外国人観光客に喜ばれている。

 大阪市営地下鉄のなんば駅。スーツケースを持った観光客が券売機前に立ち止まる。「Can I help you?(お手伝いしましょうか)」。府立福井高校2年でネパール人のサプコタ・スマンさん(16)が声をかける。

 一緒に路線図で目的地を探し、券売機の使い方を説明。別れ際には「Have a nice day!(良い1日を)」も忘れない。家族連れの旅行客らは「Thank you」と、笑顔で返した。

 活動は、NPO「おおさかこども多文化センター」が市交通局に提案し、2015年にスタート。外国人の生徒らのための特別枠がある府立高校を中心に、これまで約70人が休み期間中に参加した。同センターの橋本義範事務局長は「言葉の問題などで自分に自信が持てない子どもたちに活躍の場をつくってあげたかった」と言う。

 「人の役に立つのがうれしい。…

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