車を購入する際、よく慣れ親しんだメーカーで買うことが多いと思います。たとえば「ダイハツの中古車購入を検討しているが、どの車種が今買いなのか?」「どんな車が自分に合っているのか?」を知りたい方は多いのではないでしょうか。
しかしダイハツの中でも車種のタイプはさまざまです。最良の中古車選びのためには、自分にどんな車が合っているのかはもちろん、中古車のリスクを回避する安全な車の選び方を知っておく必要があります。
今回は、ダイハツの中古車から筆者おすすめの車種と、中古車選びの注意点をお伝えします。ぜひ参考にしてください。
目次
- 1 ダイハツの主力車種は軽自動車
- 2 ダイハツの中古車車種おすすめを紹介
- 2-1 (1) タント:圧倒的な車内空間を誇るファミリーカー向けの軽自動車
- 2-2 (2)ムーヴ:デメリットのない実用性・居住性の高い軽自動車の優等生
- 2-3 (3)ミライース:低燃費・低価格を追求した良コスパの軽自動車
- 2-4 (4)コペン:スポーツカー未満・スポーツコンパクト以上の手頃な軽スポーツ
- 3 ダイハツは軽自動車以外も展開
- 3-1 ダイハツのコンパクトカー:ブーン
- 3-2 ダイハツのコンパクトSUV:ビーゴ
- 3-3 ダイハツのセダン:アルティス
- 4 ダイハツの中古車選びで絶対失敗しないための必須知識
- 4-1 安く買える中古車の価格相場:5~10万円でも普通に走る車が買える
- 4-2 激安の軽自動車を購入する際の注意点
- 4-2-1 0円に近い価格で買い取った車に利益を乗せて販売するパターン
- 4-2-2 車両価格は激安だが諸費用で利益を取るパターン
- 4-3 安い中古車の注意点とリスクのある中古車を避ける方法
- 4-3-1 年式も古く、走行距離が10万~15万kmの車が大半であること
- 4-3-2 事故車(修復暦車)のリスク
- 4-3-3 集客用のいわゆる”おとり在庫”の可能性
- 5 まとめ
- 5-1 コラム:中古車が安くなる時期・値下がりのタイミング
- 5-1-1 新車・中古車の販売数が増えるのは2~3月
- 5-1-2 2~3月を過ぎると中古車価格は下がる
ダイハツの主力車種は軽自動車
ダイハツの主力車種は言わずもがな軽自動車です。実用性と独自の価値を高めた車種を多く展開していて、軽自動車の販売ランキングでは上位に食い込むヒットを出しています。他メーカーへのOEM(生産した車を他メーカー名義に供給)なども行っています。
ダイハツの中古車車種おすすめを紹介
まず、筆者がもっともおすすめするダイハツの中古車を4車種をご紹介します。今回の記事では、筆者おすすめの中古車の他に、ダイハツの主力である軽自動車・ダイハツのコンパクトカー・SUVなどボディタイプごとにご紹介します。
しかしそれらをみて「結局どれがいいか決められない」となった方は、この中から選んでいただくと間違いはないでしょう。
- ※中古車相場は2016年8月時点のカーセンサー中古車情報から調査
- ※車種の画像は現行モデルのものです
(1) タント:圧倒的な車内空間を誇るファミリーカー向けの軽自動車
まずおすすめなのはダイハツ軽自動車の主力ともいえるタントです。スーパーハイルーフというもっとも背が高い軽自動車のランクに属していてその全高を活かした広々とした車内空間が魅力です。荷物を積む際にも不自由しません。
下記のムーヴもそうですが、これといった欠点がない優等生的な軽自動車で、ファミリーカーとしての軽自動車を探している方におすすめです。背の高い軽自動車は重心が安定しなかったり、加速に不安がある場合もありえますが、タントの場合は走行安定性に不満は感じません。
中古車相場:90.0万円
新車価格(売れ筋グレード X SA2)142万円
平均実燃費:16.62km/L
タント 660 X(カーセンサー認定車:評点4)
中古車本体価格:69万円
2012年式/走行距離4.5万キロ/修復歴なし
- 小さいお子様がいる家庭
- 買い物、街乗りをメインに使用する方
- ミニバンの実用性を備えた軽自動車がほしい方
(2)ムーヴ:デメリットのない実用性・居住性の高い軽自動車の優等生
ムーヴはダイハツの主力となる軽自動車で、ワゴンRのライバル車です。全高は若干ワゴンRには及ばないものの1630mmという充分な高さを備えています。
車内空間も広く取られていて、4名乗車にも適しています。最小回転半径が4.5mをきるサイズで背の高い軽自動車の中でも運転がしやすく、入り組んだ街中での運転にも向いています。
荷室容量は余裕があるので、ペットとの乗車も可能です。ワゴンRと同様に、実用性と居住性が高く、突出した個性はないもののデメリットがない優秀な軽自動車です。
中古車相場:53.0万円
新車価格(売れ筋グレード X SA2)131万円
燃費(平均実燃費):20.98km/L
ムーヴ 660 X (カーセンサー認定車:評点4)
中古車本体価格:46万円
2011年式/走行距離6.9万キロ/修復歴なし
- 大人4名までの家族で乗車することが多い方
- 運転のしやすい初心者向けの軽自動車がほしい方
- 家族・ペットで乗車することがある方
(3)ミライース:低燃費・低価格を追求した良コスパの軽自動車
ダイハツが、低価格で実用性の高い車をコンセプトに開発したミラ(発売当初はミラクオーレ)の追加モデルです。極力不要なものを排除し、低燃費・低価格を追求する軽自動車で、スズキ・アルトのライバル車にあたります。
上記のムーヴよりも更に最小回転半径が小さく4.4mと、街中での実用性をさらに高めています。
機能の多さよりも、購入金額と維持費を安く抑えて車に乗りたい方におすすめです。ミライースは2011年発なので、ムーヴ等に比べると相場自体は高いのですが、4年落ちの低走行車でも50万円台と好条件の中古車が見つかります。
車体の軽さも手伝って、実燃費はe燃費調査で平均22.84km/lと優秀です。
中古車相場:75.8万円
新車価格(売れ筋グレード X SA) 108万円
燃費(平均実燃費):22.84km/L
ミライース 660X(カーセンサー認定車:評点4.5)
中古車本体価格:58万円
2012年式/走行距離2.6万キロ/修復歴なし
- 低価格で購入して、出費を抑えながら乗りたい方
- 大人2名までの乗車がメインの方
(4)コペン:スポーツカー未満・スポーツコンパクト以上の手頃な軽スポーツ
90年代の軽スポーツブームを受けてダイハツが開発したのがコペンです。手軽に扱えて、走りを楽しめるオープンスポーツカーとして人気を博しています。電動のアクティブトップ(ルーフ)と独特の箱庭感で車好きの心をつかみました。
スポーツカーとしての本格的な造りをしながらも軽自動車としての扱いやすさを両立している点、機能や内装に対して価格が安いのが魅力です。
中古車相場:99.8万円
新車価格(売れ筋グレード ローブ)179万円
燃費(平均実燃費):18.16km/L
コペン 660 (カーセンサー認定車:評点4.5)
中古車本体価格:109万円
2008年式/走行距離5.3万キロ/修復歴なし
- 峠道や長距離での運転をする方
- 走りを楽しめる軽に乗りたい方
- 2名までの乗車で使用する方
- 荷物を積めることを重視しない方
ダイハツは軽自動車以外も展開
先述の通り、ダイハツの主力は軽自動車で、ほとんどのラインナップを軽が占めています。上記の筆者おすすめ車種としても軽自動車をピックアップしています。しかし、ダイハツは軽自動車に限らず他のボディタイプも販売しています。
ここでは
- ダイハツのコンパクトカー
- ダイハツのコンパクトSUV
- ダイハツのセダン
の中古車をご紹介します。
ダイハツのコンパクトカー:ブーン
2016年4月のフルモデルチェンジも記憶に新しいブーンは、トヨタ・パッソの姉妹車です。しかしこちらはOEM供給ではなく、ブーンの開発・生産自体はダイハツが行っています。
軽自動車の技術を投入して、コンパクトカーを作ることをコンセプトにしています。大きさが一回り大きい軽自動車といった趣で、軽自動車からの乗り換えでも違和感はありません。
ベンチシートはゆったり座れる点で良いのですが、長距離の運転にはあまり向かないというのが見解です。街中での日常運転であれば、広さを活かして快適に使えるでしょう。
中古車相場:29.9万円
新車価格(グレード CL)126万円
燃費(平均実燃費) 17.85km/L
ブーン 1.0 CL
中古車本体価格:54万円(カーセンサー認定:評点4)
2012年式/走行距離5.7万キロ/修復歴なし
- 短時間・街中での日常運転がメインの方
- 軽自動車よりも、もう少し幅が大きなコンパクトカーに乗りたい方
ダイハツのコンパクトSUV:ビーゴ
ダイハツがトヨタ・ラッシュとしてもOEM供給しているのがコンパクトSUVのビーゴです。1500ccエンジン搭載のコンパクトな造りながら、そのサイズに似合わない走破力を持った本格的オフロードSUVとして人気です。
今ではコンパクトサイズの5ドアタイプSUVは貴重といえるでしょう。雪道や悪路を走行することが多い方にはぴったりです。もてあますほどのサイズではないため日常的に使いやすいのも特徴です。
ちなみにトヨタ・ラッシュとは同じ車なので違いはありません。トヨタブランドで中古車価格が上がるような傾向も、この車種では見られないので、どちらを購入しても良いでしょう。
中古車相場:68.0万円
新車価格(グレード CXスペシャル)202万円
燃費(平均実燃費) 14.19km/L
ビーゴ CX
中古車本体価格:105万円
2008年式/走行距離6.5万キロ/修復歴なし
- 悪路・雪道を走行することがある方
- 大きなSUVは持て余すという方
- コンパクトで使い勝手のいいSUVに乗りたい方
ダイハツのセダン:アルティス
ダイハツが展開するセダンにはアルティスがあり、上述のビーゴとは逆のパターンでトヨタからOEM供給を受けている車です。ハイブリッド専用のLサイズセダンで、基本的にトヨタ・カムリと同じです。グレードが1種類になる点のみ違いがあります。
広い車内と快適な乗り心地が特徴で、大人4名までの長距離移動に最適です。しかし、お子様がいる家庭のファミリーカーとしては使い勝手が悪く向きません。
中古車相場:252.9万円
新車価格(ハイブリッドG)342万円
燃費(平均実燃費※カムリの調査結果):15.80km/L
アルティス 2.5G
中古車本体価格:209万円
2014年式/走行距離2.2万キロ/修復歴なし
- 長距離走行が多い方
- 大人だけの家族・大人4名までの乗車がメインの方
- 乗り心地を重視してセダンを選びたい方
ダイハツの中古車選びで絶対失敗しないための必須知識
いかがでしたか。ここまで、筆者が特におすすめするダイハツの中古車と、ボディタイプ別に、ダイハツの主力車種の中古車情報をお伝えしました。
あなたにぴったりな車が見つかって、いざ中古車を探すときには
- リスクのある中古車を避けること
- お得な中で少しでも良質な中古車を選ぶこと
が大切だと考えています。
特にダイハツの主力である軽自動車の場合は激安といわれる中古車も多く、正しい知識を持たなければかえって損をしてしまう可能性があります。後半では、中古車を選ぶ際の必須ポイントをお話ししますのでぜひご覧ください。
安く買える中古車の価格相場:5~10万円でも普通に走る車が買える
中古車を検討している方の中には、「安く安全な中古車はいくらから買えるの?」と疑問をお持ちの方もいることでしょう。激安と呼ばれる中古車は、危険なのでは・ろくに走らず故障するのでは、と思う方も多いかもしれません。
筆者の見解をまずお伝えすると、適切なメンテナンスがされていれば10万円クラスの中古車でも走行に支障はありません。30万円も出せば、安全かつある程度見栄えの良い中古車を購入することができます。
激安の軽自動車を購入する際の注意点
しかし、激安といえる価格の中古車の場合はその事情から、気をつけなければいけないポイントが存在します。安くても何でも大丈夫というわけではないので、お得な中古車を賢く選ぶためにも以下の内容をぜひご覧ください。
まず激安中古車は以下の2つのパターンに分かれます。
0円に近い価格で買い取った車に利益を乗せて販売するパターン
1~5万円程度、もしくはタダでの引き取りなど、ほぼ無料で買い取った車を5万円~10万円の値をつけて販売するパターンです。こういった中古車は、使い物にならないと思われがちですが、実際には予想以上にちゃんと走ります。これは近年になって、車の機能が向上していることが理由です。
筆者が中古車専門店のオーナーに直接調査したところでも、10~15年間は中古車でも安全に走るという見解を得ています。
車両価格は激安だが諸費用で利益を取るパターン
こちらに分類される車は、車両単体価格が安いものでは1円という値段がついていますので、目を引かれることも多いでしょう。
しかしそれは販売店の目論見どおりで、注意しなければならないのは、諸費用込みの総支払額です。こういった車は状態や年式も悪くないので明らかに魅力的に写ったりするのですが「諸費用」に販売店の利益を乗せている場合があります。
筆者の見解では、「激安中古車」を探すならこのパターンはあまりおすすめしません。
激安の車体価格で目を引いて「まずお店に来てもらう」というのが目的でもあるため、こういった車はトータルでは安くならないことも多いのです。
また、前述のパターンで、事前に整備を入れた分諸費用が増えていたとしても「整備を入れなければ売れない状態だった」と考えられるためです。
諸費用込みでの金額と、見積書で諸費用の内訳を確認することが大切です。中古車の諸費用について詳しくは「中古車の購入時に掛かる諸費用を徹底解説」を参考にしてください。
安い中古車の注意点とリスクのある中古車を避ける方法
では上記を踏まえて、安い中古車で注意すべきこと、考えられるリスクをお話しします。安い代わりにトラブルに遭わないためにも覚えておきましょう。
年式も古く、走行距離が10万~15万kmの車が大半であること
日本車の保有年数は徐々に上がっていますし、15~20万kmまでは問題なく動く車も多いです。しかし経年で寿命を迎える部品などの交換など、メンテナンスが必要になってきます。
これらのメンテナンスを怠った車は、やはりトラブルのもとになります。下記、中古車のチェックポイントを参考にしてください。また、車両の状態は1台1台異なりますが、キズや汚れのほとんどない綺麗な状態の車両は、あまり期待できないと考えましょう。
事故車(修復暦車)のリスク
当然、事故車・修復暦車は避けるべきですが激安中古車にはこれがつきものです。ぱっと見はおかしいところはなくても、運転している際に突然ブレーキがきかなくなったり、ハンドル操作がおかしくなったりする可能性もあります。
車体のフレーム(骨格)部分に損傷を受けた車は「修復歴車」となります。無事にフレーム部分の修理が行われていればいいのですが、安い中古車を売るためにわざわざ高額のフレーム修理を入れる可能性は低いといえます。
修復歴がついている車は避けるようにしましょう。修復歴車の詳しい定義と、見抜き方は「中古車の修復歴のリスクと安全な中古車を見分けるポイント」でお話ししています。
集客用のいわゆる”おとり在庫”の可能性
不動産の賃貸でもよく見られるケースです。低価格としっかりしたコンディションに惹かれて店舗に行くと、すでに売られてしまったので他の車を、となるケースもあります。
もちろん上記のような中古車は掘り出しものですので、あっという間に売れた可能性もありますが、現物すらもお店に無いようであれば”おとり”の可能性が高いでしょう。
これらのリスクを見抜く対策のひとつは、現車確認の時点で、上記の傾向をしっかり見定めることです。
安さが第一という方でも、上にあてはまる中古車の場合は結局修理費が高くつくか、危険な思いをすることになりかねません。
現車確認の際に参考にしていただきたいチェック項目については「中古車を購入する前にチェックするポイントを紹介」を参考にしてください。
まとめ
いかがでしたか。今回の記事では「ダイハツの中古車」を探している方に向けて、筆者おすすめのダイハツ中古車と、ボディタイプごとのピックアップ車種、失敗しない中古車選びのためのポイントをお伝えしました。
ぜひ、あなたにぴったりの中古車を見つけてください。また、よりお得に中古車購入をするために「できるだけ価格が安くなる時期を狙いたい」という方もいるかもしれません。
最後にコラムとして、中古車が安くなる時期についてお話しします。
コラム:中古車が安くなる時期・値下がりのタイミング
中古車相場は、市場のニーズによって変わるため、1年のうち「中古車が安くなる時期」「値下がりのタイミング」というものが存在します。
中古車の価格が安くなる時期は一つだけではありませんが、結局最も安くなる時期は4月~5月の春先であると言えます。 まず中古車が安い時期に共通することとして、その時期は車を欲しい人が少ない時期であるということが挙げられます。
新車・中古車の販売数が増えるのは2~3月
一般的に新車は2月~3月が一番売れる時期であり、最も価格が安くなる時期だと言われています。
理由としては、自動車メーカーの決算が3月にあり、ディーラー側はそれまでに販売台数を増やしておくことで、その販売台数に応じた報酬金をメーカー側から受け取ることができます。
つまり、少ない利益でも売れば売るほど報酬金は高くなりますので、なるべく安く、たくさんのユーザーに売ろうとするわけです。
更に、新社会人などの新しく車が必要になる人達の新生活需要も重なって、2~3月は爆発的に新車が売れるのです。新車が売れる時期は、中古車の供給が高まります。
それは、車を乗り換えようとしたオーナーが今乗っている車を下取りに出し、手放された車が中古車市場に流通するからです。
2~3月を過ぎると中古車価格は下がる
一見、在庫も増え価格の相場は安くなるかと思われますが、ディーラーにとって中古車をいくら売ってもメーカーからの報酬金はないので価格を下げることはありませんし、購入者にとって中古車の選択肢が多いこの時期に必然的に価格は高くなります。
逆に、車を欲しい人に対して中古車の台数が少ないとき、中古車価格は下がります。
さきほど、4~5月の春先は最も中古車が安い時期と言ったのは、その時期が1年で1番爆発的に車が売れる2~3月の時期を過ぎた直後であり、その反動で一気に車を買う人が少なくなって価格が下落するためです。