南スーダン大統領 “国連も反政府側”
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南スーダンのキール大統領が、NHKの単独インタビューに応じ、国内各地で武力衝突が繰り返されていることについて、反政府勢力側に責任があり、国連も反政府側に立ってきたと批判する一方で、PKO活動に参加する日本については「重要なパートナー」だと感謝し、さらなる支援や協力に期待を示しました。
南スーダンのキール大統領は、AU=アフリカ連合の総会に出席するために訪れていたエチオピアで29日、NHKのインタビューに応じました。去年7月の首都ジュバでの大規模な衝突以降、キール大統領が日本のメディアのインタビューに応じたのは初めてです。
この中でキール大統領は、南スーダンで民族対立が激しくなり、各地で武力衝突が繰り返され、治安が回復していないことについて、「反政府勢力が戦闘をやめず市民を虐殺している」として、あくまでも反政府勢力側に責任があると主張しました。
また国連が、政府軍も虐殺を行いこのままでは大量虐殺につながるおそれがあると警告したことについては、キール大統領は、政府軍による虐殺を一切、否定したうえで、「国連も反政府側に立ってきた」として、反政府勢力だけでなく国連の対応も批判しました。一方、今後については、和平に向けて国連との関係を強化する考えも示しました。
また、日本については、「重要なパートナー国だ。日本によるインフラ整備に期待したい」と述べ、現地の国連のPKO活動に参加している自衛隊やJICA=国際協力機構によるこれまでの支援に感謝するとともに、道路や橋の整備など、今後のさらなる支援や協力に期待を示しました。
この中でキール大統領は、南スーダンで民族対立が激しくなり、各地で武力衝突が繰り返され、治安が回復していないことについて、「反政府勢力が戦闘をやめず市民を虐殺している」として、あくまでも反政府勢力側に責任があると主張しました。
また国連が、政府軍も虐殺を行いこのままでは大量虐殺につながるおそれがあると警告したことについては、キール大統領は、政府軍による虐殺を一切、否定したうえで、「国連も反政府側に立ってきた」として、反政府勢力だけでなく国連の対応も批判しました。一方、今後については、和平に向けて国連との関係を強化する考えも示しました。
また、日本については、「重要なパートナー国だ。日本によるインフラ整備に期待したい」と述べ、現地の国連のPKO活動に参加している自衛隊やJICA=国際協力機構によるこれまでの支援に感謝するとともに、道路や橋の整備など、今後のさらなる支援や協力に期待を示しました。