ミャンマーに平和祈る1000本の桜 スーチー氏らが植樹

ミャンマーに平和祈る1000本の桜 スーチー氏らが植樹
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日本からミャンマーに平和と両国の友好を祈る1000本の桜が贈られ、アウン・サン・スー・チー国家顧問が平和への願いを込めながら植樹しました。
ミャンマーの首都ネピドーで行われた植樹式には、スー・チー氏や、桜を寄贈した日本ミャンマー友好議員連盟の逢沢一郎会長らが出席しました。

そして、スー・チー氏が、一部の少数民族との内戦が続いていることを念頭に、「この桜は、国をより一層、美しくするだけでなく、平和のシンボルとして和平を後押ししてくれるものです」とあいさつしたあと、苗木を植樹しました。

植樹された桜は、戦場に教え子を送ったことを後悔した愛媛県の教師が、戦後、品種改良を重ね作り出した「陽光」という品種です。この品種は、世界各地に鎮魂と平和を祈って植えられていると言うことです。

式典には、この品種を作り出した教師の息子で桜の研究家の高岡照海さんも招かれ、「ミャンマーでは日本人も16万人が亡くなったと聞いています。その人たちに桜の木になって平和を見守っていただきたい」と話していました。

桜は今後、合わせて1000本が植樹されることになっています。