室町無頼 垣根涼介
腐りきった世を変えてやる。前代未聞のたくらみを一本の六尺棒で。超絶クールな大傑作エンタテインメント。
(アマゾン引用)
悪に手を染めなければ生きていけないほど過酷な時代に
、必死で体制や運命と戦う本当の強さを持った男たちの物語が、1人の青年の成長を軸に描かれています。
男たちのカッコよさも、この3人を見守る1人の遊女もみんな魅力的です。
過酷な人生を自分の力で乗り切る切なさと背中合わせの強さとカッコよさ。
こんな強い人間になりたい、と憧れる。
八朔の雪
連作時代小説の大一作です。
「つる家」という料理屋で料理を作っている澪。
小さい頃から苦労をしつつも、周りの人に助けられ、精進していくお話です。
数奇な運命にホロリとし、また意地悪な人たちに立ち向かう姿に勇気づけられ、素敵なお話でした。
時代小説に馴染みがない人にも違和感なく読める小説だと思います。
新選組裏表録 地虫鳴く
焦燥、挫折、失意、腹だたしさを抱えながら、光を求めて闇雲に走る男たちの心の葛藤、生きざまを描く。
(アマゾン引用)
新選組の活躍も終わりに近づいた時代、
近藤勇や土方歳三など、上に立つ者ではなく、下に付く者たちの物語です。
確固とした信念を持つ者は、それをもとに組織を離れ、
持たない者は、なんとなく流されていく。
いつの時代にあっても、信念を貫く強さを持つ者と、
持てずに戸惑う者というのはいるものだと思わされました。
影武者 徳川家康
慶長五年関ヶ原。家康は島左近配下の武田忍びに暗殺された!家康の死が洩れると士気に影響する。このいくさに敗れては徳川家による天下統一もない。徳川陣営は苦肉の策として、影武者・世良田二郎三郎を家康に仕立てた。しかし、この影武者、只者ではなかった。
(アマゾン引用)
隆 慶一郎の影武者 徳川家康です。
初めて読んだ時代小説で、あっという間に引き込まれていきました。
関ヶ原の途中で本物の家康が殺され、そこから影武者が家康に入れ替わるというところから始まります。
本当に面白いので読んでみて下さい。
利休にたずねよ
「侘び茶」を完成させ、「茶聖」と崇められている千利休。
その伝説のベールを、思いがけない手法で剥がしていく長編歴史小説。
(アマゾン引用)
通説とはまったく違う視点でその謎にも肉薄するミステリー調の物語です。
茶人としてより、
そこに至るまでの堺の商人としての彼の生き様にもスポットが当たっていて、物語が進むにつれ引き込まれます。
竜馬がゆく
「薩長連合、大政奉還、あれァ、ぜんぶ竜馬一人がやったことさ」と、勝海舟はいった。坂本竜馬は幕末維新史上の奇蹟といわれる。かれは土佐の郷士の次男坊にすぎず、しかも浪人の身でありながらこの大動乱期に卓抜した仕事をなしえた。竜馬の劇的な生涯を中心に、同じ時代をひたむきに生きた若者たちを描く長篇小説。
(アマゾン引用)
幕末の志士たちがいかにして、新しい日本を切り開いていこうとしたのか、主役の坂本龍馬だけではなく、いろいろな視点、立場、人間の目を通して物語が展開されるところは非常に興味深く、歴史が好きになる小説に仕上がっています。
鬼平犯科帳
斬り捨て御免の権限を持つ、江戸幕府の火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)の長官・長谷川平蔵。その豪腕ぶりは、盗賊たちに“鬼の平蔵”と恐れられている。しかし、その素顔は「妾腹の子」として苦労をし、義理も人情も心得ている。昔は大いに遊び、放蕩無頼の限りを尽くしたことも。
(アマゾン引用)
江戸時代、放火犯・盗賊を取り締まるために設けられた
火付盗賊改方の長官である長谷川平蔵(通称:鬼平)の活躍を描いた小説です。
彼の活躍もさることながら、登場する数々のユニークな盗賊やその盗みの手口、
あるいは当時のグルメ情報も満載で、読んで痛快、また満腹になる事間違いなしです。
剣豪将軍
戦乱の世を、将軍でありながら剣士として生きようとした若き足利義輝の爽快な生き様。一気読み&一生ものの歴史巨編!
(アマゾン引用)
室町幕府の将軍でありながら剣の達人でもあった足利義輝が主人公です
実在の人物が主人公ですが創作です
主人公とその仲間たちが色々な所に出向いて悪人たちを退治していって爽快感があります
ラストシーンがとても印象的で絶対おススメです