さくらが家出したまま帰らない日々が続いていました
(すみれ)今日は大急に直接行きます。
(紀夫)ああ。
・「『雨上がりの空に七色の虹が架かる』」・「ってそんなに単純じゃない」・「この夢想家でもそれくらい理解ってる」夏の展示の案です。
(大島)これのテーマは?「女の一生」です。
(良子)百貨店のお客様はやっぱり女の人ですし…。
(君枝)これやったら自分を当てはめて考えられるんやないかなと思うてます。
よく考えたなぁ。
ありがとうございます。
(小山)何せキアリスですからねぇ。
大急の顔や。
それぞれ一番のものを置かしてもらおう。
各店舗に自信のあるものを出させて一番のものを選考する。
キアリスの一番のものこれというものは何です?肌着です。
ほう。
赤ちゃんの肌に直接触れるものですから柔らかくて優しくて気持ちがよくなるものをとずっとそこを大事にしてきました。
そうか。
(長谷川)「女の一生」か。
よろしいですね。
(潔)従来どおりの婦人服とこの若者向けを狙う。
これを機に大急に若者向け路線を導入してもらえるよう売り込みたい。
秋山今はどないなってる?
(秋山)はい。
吉田美代先生のデザインの見本品を発注してます。
(潔)それやったら展示に間に合うな?
(秋山)はい。
(潔)華々しくお披露目できそうや。
(ゆり)すてきやねぇ!発想が違うなぁ。
我が妹ながら尊敬するわ。
さくら見てみぃ。
(ゆり)ふ〜ん。
(紀夫)ゆりさんの家に行かへんか?私は行かない。
言える事がないの。
母親としてさくらにどんなふうにしたらいいのか…。
(紀夫)あっ…。
(悦子)皆さんいらっしゃる?
(良子)来た!
(君枝)弥生ちゃんやない。
久しぶりねぇ。
こんにちは。
(弥生)こんにちは。
(良子)婚約者の方は…。
(悦子)この方よ。
小山さん…。
私のフィアンセです。
いつも悦子がお世話になってます。
(君枝)全然知らなかった…。
これからも家族3人よろしくお願い致します!
(拍手)おめでとう!
(五月)さくら。
どないしたの?
(さくら)元気かなぁ思うて。
(五月)元気よ。
二郎さんは?
(五月)二郎ちゃんは東京。
東京?
(五月)レコード会社回ってるわ。
来年には東京行くかもな。
明日の晩帰ってくるよ。
うん。
明日なんやけど…。
友達の家で勉強しよう思うてて少し遅くなるかもしれないんやけど。
(ゆり)それなら友達をうちに連れてきなさい。
でもここは学校から遠いし…。
(ゆり)それやったらあかんよ。
うちにいてる以上夕飯までには帰ってきなさい。
あの〜…。
(龍一)二郎ちゃん!龍ちゃん。
(龍一)何やさくらもおったんかいな。
東京どないやった?
(二郎)結構いろんな人に会えたで。
そしたらプロになれそうか?手応えは感じた。
(龍一)すごいやないか!東京かぁ。
夢をかなえる場所や。
一方大急百貨店では…
(潔)実は今若者たちに大はやりの紳士服メーカーがあるんです。
そこと婦人服メーカーの若者向けを同時に仕掛ける。
男女の若者に向けて2店舗増やすと…。
はい。
でその大はやりの紳士服メーカーというのは?エイスいう店です。
(大島)実は何度か彼とも会ってるんだよ。
君の推薦もあるなら…10日間の期間限定の出店の話進めてくれ。
(栄輔)ありがとうございます。
ご挨拶遅れて申し訳ありません。
うわさには聞いてるわ。
アメリカに行ってたらしいやないか。
情報が早いですなぁ。
お前の事を気にしとったんや。
もう大丈夫です。
ご心配頂かなくても。
せやな。
ゆりも驚くやろなぁ。
ゆりさんお元気ですか?今度うちに遊びに来たらええ。
さくらちゃんもおるし。
さくらちゃんが…?
(潔)いろいろあってうちにおるんや。
何ボ〜ッとしてるのよ。
考えてたの。
何を?進路。
進路?どこに行きたいの?東京。
東京の大学?東京に行きたいのはすぐにでもよ。
だって学校は?やめたい。
何で?ほかにいろいろ見つけたいから。
・
(潔)ただいま。
(正太)お父さん!
(潔)何や?何や?
(正太)さくらおねえちゃんがな高校やめて東京行く言うねん。
栄輔君…?ねえさんお久しぶりです。
どれだけ心配したと思うてるの!?どれだけ捜したと…。
元気やったらええわ!栄輔はすごいで。
エイスいう若者に人気のお店をやっとるんや。
栄輔座ってや。
(栄輔)失礼します。
さくらちゃん東京行きたいんだ?
(さくら)うん。
(潔)学校は?やめたい。
(潔)何でや?無駄や思うから。
(潔)楽しい事ばかりやないかもしれんけど絶対にプラスになるわ。
(栄輔)せやろか?固定観念に縛られてばかりやと何も生まれません。
いろんなもんぶち破って新しいもんが出来たり道が開けたりするんやないやろか。
おやすみなさい。
さくら…。
さくらが東京へ?
(ゆり)ますます心配になるかもしれないと思ったけど私もちゃんと見てちゃんと向き合うからさくらと。
自分も急に大人になった訳やないのよね。
さくらに親にしてもらいながら大人になったような気もするし…。
(すず)子育て談議に花咲かせてんの?ええなぁ。
今の状況はとてもいいとは言えません。
(すず)いいわよ。
うちの息子なんて…。
(明美)えっ?ママに息子がおったの?知らんかった。
明美ちゃんより少しおにいさんやな。
縁談お願いしたわ。
生きとったら。
戦争で…?
(すず)そやで。
お父ちゃんが死んで2人で暮らしてたいうのに…。
まさかこの年で自分一人で生きていく事になるなんて…。
フッ…分からんもんよ女の一生なんて。
女の一生…。
こんにちは。
ここ座ってもいい?
(龍一)お〜さくら。
龍ちゃん…。
(龍一)うちのお母ちゃんが昨日心配しとったわ。
いくら何でも長すぎるって。
幸せやな。
え?待ってくれとる親がおる。
(すず)さくらちゃんこっち来ぃ。
こないだお母さんが来たで。
ここに?別にあんたを捜しに来た訳やないで。
明美ちゃんと飲みに来たの。
お母さんが?お母さんの事こういう人やって決めつけん方がええで。
「こういう人やから分かってくれへん。
こういう人やから嫌や」そんなふうに思うてたらなうまくいくもんもうまい事いかんようになる。
あんた…何がしたいん?何となく生きてたら流されるだけやで。
自分の人生のかじ取りは自分でせなね。
うん。
さくら少女漫画好きやって知ってた?
(喜代)たまに読んでらっしゃいました。
一人で過ごす時間が多かったからですやろかね。
知らなかったなぁ…。
(喜代)そりゃそうです。
全部知ってる親子なんておりません。
近江の旦那様かてすみれお嬢様の事知らん事ばっかりですよきっと。
そうね。
(喜代)フフフフ…。
それでもいつでも見守っていて下さってたでしょう?君ちゃんにね頼んだの。
人の人生は一辺倒やないなぁって思ったの。
子ども産むだけやない。
やりたい事見つけて頑張る人もいるし…。
(良子)これ喜代さんやない?
(明美)あっママや!すずさん。
(君枝)2人とも働く女性よ。
(明美)ええね。
なあくちばしに袋引っ掛ける?さくらちゃんも龍ちゃんも健ちゃんもその袋に入って運ばれてきたんやでコウノトリに。
数日後大急百貨店で展示用のコンペが行われました
うちの候補の服です。
(小山)展示のコンペの結果婦人服はオライオンさんでいかせてもらう事になりました。
ありがとうございます。
光栄です。
ところで君に推薦してもらったエイスだがものすごい事になってるよ。
(小山)売り上げが予測の200%アップなんです。
エイスに引っ張られるようにして百貨店全体の集客数も売り上げも上がっております。
(大島)エイスには本格的に出店してもらう事になった。
そうでしたか。
いや〜君に相談してよかったよ。
こちらも一つご相談があるんです。
何や?若者向けの製品を出そう思うてます。
主に10代の女向けです。
大急さんには強豪もおりません。
君がいないと言う強豪…実はいるんだよ。
どこです?エイスだ。
女向けも始めたいと言ってきたんだ。
まさか栄輔と戦う事になるとはなぁ。
(栄輔)少なくとも大急への出店はやめとった方がええと思います。
うちと戦うても…。
(潔)何や何や。
それは聞き捨てならんのう。
時代は目まぐるしく変わっていく。
それをファッションで伝えていく事がわしの使命や思いました。
それには先を見込んで動く力が必要や。
今の若者たちに何が受けているのか…どれだけ勉強しましたか?若者は吉田美代なんて知りません。
うちはその点とことんやっとります。
まずうちのデザイナーはみんな二十歳前後です。
まだ名前が通ってなくても豊かな感性持ったおもろいやつらばっかりです。
吉田美代先生んとこ辞めたもんもいます。
やってる事もデザインも古うて古うてたまらんと…。
そないな所に若者向け発注するなんて…。
若者向けと婦人服は全く違うんですよ。
(龍一)五月は休みか…。
(二郎)熱や。
大丈夫かな…。
一人よね?
(二郎)大丈夫や。
わしがうち出る時は少し下がっとったから。
(さくら)うち?
(龍一)二人は一緒に住んでんねんで。
(さくら)一緒ってどういう…?
(龍一)そら同せいやろ。
同せい!?
(龍一)何や知らんかったんか二人がつきおうてる事。
五月お前大丈夫なんか?うん働かなね。
(龍一)五月と二郎ちゃんが同せいしてる事さくら知らんかったで。
言うたったらええのに。
友達やねんから。
そやな。
(良子)明日からやねぇ。
(君枝)日曜やし大勢の人に見てもらえるね。
楽しみやわ。
(開店のチャイム)
(小山)開店です!この展示のテーマは「女の一生」です。
いろんな生き方をする女性たちを応援したいという気持ちで作りました。
生まれてくる赤ちゃんたちにどう生きてもいい。
どんなふうに生きてもそれが自分の選んだ道ならば応援するという母親たちからの想いもこめられています。
どうか楽しんで下さい。
(拍手)いや〜。
あ…。
わしも努力せななぁ…。
ん?若者を理解する努力や。
僕もやなぁ。
(中学生)なあなあコウノトリがくわえてる袋には何が入ってるの?見せて見せて!
(足立)あ…。
何か入ってる?ほら!うわぁ〜!
(足立)これ明美さんが…。
明美さん何を作りよるんですか?何やろね?私たち…?そやで。
オギャ〜ッと生まれたこの子たちは今中年にさしかかっていてどう生きるかは分からないけどきっとお母さんが応援してくれとるよ。
ありがとう。
16歳になったさくらとどう向き合って生きていくか考え直しやなと思うてる。
一生親やからね。
そやね。
(小山)今後ともよろしくお願い致します。
(栄輔)ありがとうございます。
一つお聞きしたい事があるんですがあなたはどこを何を目指していますか?日本一の洋服屋です。
日本一おしゃれで店舗数も売り上げも何もかもが日本一の。
それにはしっかり根を張る事ですな。
はい。
今後ともよろしゅうお願いします。
さくらに会いに行ってきます。
自分の考えをちゃんと持って意志を持って進むならどんな道でも見守りたいと思うてます。
進むべき道を見つけられるようになってほしい。
(ゆり)お母さん来たよ。
久しぶりねぇ。
何かお母さんに話しておきたい事はある?不満でもいいしこうしてほしいいう思いでもいいわ。
何もない。
何もなくてこんな事してるの?お母さんは仕事が忙しいし…。
仕事は大事よ。
そやけど…さくらはもっともっと大事。
てんびんにかけるまでもないわ。
お母さんが仕事をしている事があなたの人生においてマイナスなら辞めてもいい。
あなたのやりたい事は何?どんなふうに生きていきたいと思ってる?そんな事…考えてないよ。
それでこんな事してるならそれはただのわがままよ。
やっぱり東京行きたいわ。
さくら…。
とにかくお母さんと離れた所で暮らしたい。
もう家には帰らない!2017/01/29(日) 11:00〜11:20
NHK総合1・神戸
べっぴんさん 一週間 第17週「明日への旅」[字]
家出中の娘・さくら(井頭愛海)はまだ帰らない。すみれ(芳根京子)は紀夫(永山絢斗)に「会いに行かないか」と誘われるが、「今はかける言葉が見つからない」と断り…。
詳細情報
番組内容
すみれ(芳根京子)は、任されていた大急百貨店の展示のテーマを「女の一生」に決め、明美(谷村美月)、良子(百田夏菜子)、君枝(土村芳)と準備を進めていく。一方で、家出中の娘・さくら(井頭愛海)は姉のゆり(蓮佛美沙子)の家から未だ帰らない。すみれは夫の紀夫(永山絢斗)に「会いに行かないか」と誘われるが、「今はまだかける言葉が見つからない」と断り…。
出演者
【出演】芳根京子,菅野美穂,谷村美月,百田夏菜子,土村芳,永山絢斗,宮田圭子,松下優也,中島広稀,井頭愛海,古川雄輝,森永悠希,林遣都,江波杏子,久保田紗友,高良健吾,蓮佛美沙子
原作・脚本
【作】渡辺千穂
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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