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NNNドキュメント「寺は蘇るか~シルバー世代が挑む地域再生~」

2017年1月29日(日)  24時55分~25時25分  の放送内容

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最終更新日:2017年1月27日(金)  20時30分

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番組詳細説明(内容)

【見どころ】
今、日本に75,000ある寺の3分の1は無住寺院である。
過疎・仏教離れ・後継者不足など、原因は様々だが、20年後には更に4割減るという。
臨済宗妙心寺派は、仕事をリタイアした高齢者に無住寺院の管理をして貰う出家プログラムを立ち上げ、和歌山県すさみ町にある長泉寺(ちょうせんじ)に62歳の中垣勝利(なかがきかつとし)さんが入った。人気のなかった寺に電気がつき、境内がきれいになって、里に鐘が響く。
寺を中心に、過疎の里が鼓動し始めた。

【内容】
今、日本の伝統仏教は全ての宗派で無住寺院の増加に苦しんでいる。20年前まで7万5千カ寺あった住職のいる寺は3分の2の5万カ寺に減った。20年後には、更に4割減って3万カ寺になるという推計もあり、多くの無住寺院では近隣の住職が兼務する形をとっている。

そんな中、臨済宗妙心寺派では数年前から定年退職したシルバー世代に無住院を任せようと、中高齢者の出家プログラムを企画した。1年間道場に入って最低限必要な素養を身につけ、寺に入って貰おうというものだ。シルバー世代なら年金を受給しているので生活の心配はいらないし、何より仏教に興味を持っている人が多くいるはず。両者のニーズが一致したのか、最初の募集には200人余りの応募があった。昨年の10月には3人がプログラムを終了し、看坊(かんぼう)職という資格が与えられた。住職資格はないが、兼務寺院の住職が認めれば法事などを行うことができる資格だ。ところが、いざ寺を探し始めると、様々な問題が浮かび上がってきた。

僧侶の側からは、「キチンと修行していない者を僧侶として寺に入れていいのか」などの声が上がり、檀家の側からは、「シルバー世代の促成僧侶に寺の管理などできるのか」「今まで以上に寺の維持費が必要にならないか」などの声が上がった。そんな時、和歌山県の山間部にある兼務寺院から、受け入れ可能かもしれないという連絡が届く。和歌山県西牟婁郡すさみ町にある長泉寺(ちょうせんじ)という寺だ。すさみ町の中心から10キロほど離れた山中にあり、隣の白浜町にある寺の住職が兼務している。50軒ある檀家のほとんどが地元を離れて暮らし、残る10軒余りの家は全て65歳を超えた高齢者だ。

そんな寺に昨年11月、62歳の中垣勝利さんが奥さんと一緒に入った。中垣さんは60歳で仕事を辞めた後、念願だった『お坊さんのような暮らし』を体験するために長野の寺で1年4か月生活しながら空き寺を探していた。
昨年の夏、和歌山の寺を見に来た折、住職に声をかけて貰い、檀家とも数回面接して寺で暮らすことになった。『生活費は全て自分で賄う』『毎朝勤行し清掃する』などの条件で折り合い、1年後に続けるかどうか両者が判断するということになった。入って2カ月、里の人たちからは、「寺に誰かいてくれるだけで安心」「夜、寺に灯が点ってホッとする」などの声が寄せられた。中垣さん自身にも変化が起きる。「できる範囲で寺を守る。求められれば、読経もします」と言いながら、「一度撞くと、毎日やらねばとプレッシャーになるから」と躊躇していた朝の鐘撞きを5月に復活させ、お年寄りの指導を受けながら野菜作りも始めた。そして、7月には兼務住職や檀家の勧めもあって得度したのだ。お盆の棚経も務めた。そして、9月からは朝だけ撞いていた寺の鐘を日暮れにも撞き始めた。『昏鐘』だ。山里に日々の暮らしが少しずつ蘇ったと、皆、大喜び。しかし、中垣さんの後、寺はどうなるのか・・・根本的な問題は何も解決されていない。

寺を維持するためには里の復活が欠かせない。イノブタを育てている65歳の楠本さん。一人で山を守ってきた74歳の中瀬さん。Iターンでやってきて、金魚や鯉を育てて山里暮らしに挑戦している73歳の戸沢さん。過疎に押しつぶされそうになっていた人たちが、蘇りつつある寺を中心に、新たな挑戦に踏み出そうとしている。年末には、里の人たちが寺に集まって餅つきをする計画もある。地域から寺が消えれば、コミュニティーが崩壊し、そこで育まれた文化が確実に失われる。和歌山の山奥での試みは、全国数千カ所で失われつつある寺や地域を再生するモデルになりうるかもしれない。

今、日本の仏教界は住職のいない寺の増加に苦しんでいる。和歌山県の山中にある寺は、リタイアした高齢者を受け入れ再生に取り組む。寺を中心に過疎の村が鼓動し始めた。

出演者

  • ナレーター
  • 下間都代子

番組内容

今、日本に7万5千ある寺の3分の1は住職がいない無住寺院だ。過疎・仏教離れ・後継者不足など原因は様々だが、20年後には更に4割減るという。臨済宗妙心寺派は、仕事をリタイアした高齢者に無住寺院の管理をして貰う出家プログラムを立ち上げ、和歌山県すさみ町にある長泉寺に62歳の中垣勝利さんが入った。人気のなかった寺に電気がつき、境内がきれいになって、里に鐘が響く。寺を中心に過疎の里が鼓動し始めた。

制作

読売テレビ

その他

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番組概要

NNNドキュメント

レギュラー放送:月曜 0時55分~1時25分

公式サイト(外部サイト)

番組公式サイト

動画情報(外部サイト)

今、日本の仏教界は住職のいない寺の増加に苦しんでいる。和歌山県の山中にある寺では、リタイアした高齢者を対象とする出家プログラムを終えた男性を受け入れ、再生を図る。寺を中心に過疎の里が鼓動し始めた。

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