早大教授「韓国の木簡を知ってこそ日本古代史を理解できる」

早大教授「韓国の木簡を知ってこそ日本古代史を理解できる」

 「韓国の木簡についての研究が活発になるのに伴い、日本の古代史は完全に変わりました。20年前は韓国の木簡の存在すら知らなかった日本の研究者が、今では韓国の木簡を知らなければ日本の古代史は理解できないと考えるほどです」

 今月初めに韓国木簡学会の第2代会長に就任した在日韓国人の李成市(イ・ソンシ)早稲田大学教授(朝鮮史・東北アジア史)=65=は、日本の学界において韓国古代の木簡研究を主導する古代史研究の権威だ。韓国木簡学会には2007年の創立時から加わっている中心メンバー。とはいえ、日本の学者が韓国国内の学会のトップに就任するのは極めて異例だ。ソウル・明洞で会った李教授は「韓国木簡学会が視野を東アジアに広げるため、国際化の『橋』の役を果たしてほしいという趣旨に共感した」と語った。

 木簡は、資料が不十分な古代の生活相を垣間見ることができるタイムカプセルとして脚光を浴びている。韓国よりも早くに木簡研究が始まった日本では、実に37万点余りが出土した。しかし韓国では、2000年以前は木簡の出土量が非常に少なかった。これまでに出土した韓国の木簡は1239点。1990年代から慶尚南道咸安の城山山城で6世紀の木簡が大量に出土し始め、これで研究に弾みがついた。

 李教授は、韓国で木簡学が生まれる前の90年から韓国の木簡を研究し始めた。同年、京畿道河南市の二聖山城から新羅の木簡10点が出土したというニュースを聞き、直接見に来た。「『誰々が誰々に申し上げる』という文書形式を備えた『前白木簡』が、韓国で初めて出てきたんです。日本では、こういう木簡は7世紀に多く出てきますが、中国で4世紀半ばに終わった木簡文化が、なぜ突然日本列島に出現したのか、答えを探しました」

許允僖(ホ・ユンヒ)記者
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