【巨人】新外国人・カミネロ、166キロ出る!投球フォーム初公開を番記者がチェック

2017年1月29日6時0分  スポーツ報知
  • 新外国人・カミネロの投球フォーム

 巨人の新外国人、アルキメデス・カミネロ投手(29)=マリナーズ=が28日、ジャイアンツ球場で自主トレを行い、投球フォームを初公開した。

 最速164キロの守護神候補は、力感なくゆったり左足を上げ、リリースの瞬間に力を爆発させる「“緩”からドーン」投法で重い球を連発。NPB公式球にも好感触を示し、日本ハム・大谷の日本最速165キロ更新に期待が膨らんだ。カミネロ・バズーカの威力を番記者が見た。

 いい意味で威圧感がなかった。カミネロのフォームは、剛速球を投げるようには見えなかった。G球場の外野で行ったキャッチボールのラスト7球。相手のクルーズを20メートルの距離で座らせ、強度を上げて“投球練習”した。セットポジションからゆったりと左足を上げ、長い腕をしならせて力強い球を連発。来日した翌日の試運転なのに、クルーズが「ワオッ」とよろけるほど重く、威力があった。

 昨年、全米3位の164キロを記録。球速へのこだわりを聞くと「自分の記録よりチームの優勝。それ以外は目指すものではない」と否定した。幼少期に熱中したバスケットボールで培った全身の「バネ」が爆発力の秘けつだという。球速を意識して余計な力が入ることはない。脱力したフォームからくる、バズーカのような速球。打者はタイミングを取るのが難しそうだ。

 この日は、人生で初めて日本のボールを使用した。制球が課題と言われているが、適度な荒れ具合で想像以上にまとまっていた。指先は滑りやすいMLB球に慣れていて、快適に感じたのかもしれない。もちろん、試合を見てみないと分からないが、本人は「良かったと思う」と日本の統一球に好感触を口にした。

 同じパワー系のマシソンの成功例もある。来日前、メジャー通算44イニングで21四球。制球が不安視されていたが、キャンプで改善し、1年目の12年は42イニングで11四球と半減。40登板、防御率1・71と日本一に貢献した。カミネロはメジャー通算155イニングで69四球と“暴れ馬”だったが、「日本で成功したい」とナイスガイで貪欲。環境に適応できれば、大化けが期待できる。

 メジャーで15年に73登板、昨年も57登板したリリーフのスペシャリストで、球団は沢村らと抑えを競わせる方針。現状、NPBでは日本ハム・大谷の日本最速165キロに最も近い男で、記録更新の夢も膨らむ。「状態はいい。いつでもキャンプに入れる準備はできている」。カミネロ・バズーカを実戦で見るのが楽しみになった。(片岡 優帆)

 ◆アルキメデス・エウクレイデス・カミネロ 1987年6月16日、ドミニカ共和国生まれ。29歳。8人兄弟の末っ子で、数学好きの父親が古代ギリシャの偉人の名をつけた。15歳で野球を始め、17歳になる直前にマーリンズと契約。昨年はパイレーツとマリナーズで計57登板。メジャー通算149登板、7勝5敗1セーブ、防御率3.83。右投右打。193センチ、111キロ。今季年俸1億4000万円。

  • 楽天SocialNewsに投稿!
ニュース 順位表スコア速報
矢口亨のG-Photobook 矢口亨のG-Photobook 矢口亨のG-Photobook 矢口亨のG-Photobook
今日のスポーツ報知(東京版)