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【極上の美】蓮の花の色の意味を持つ宝石 パパラチア・サファイア

パパラチアサファイア(Padparadscha Sapphire)は桃色と橙色の中間色のサファイアの宝石です。パパラチアとはシンハラ語で「蓮の花」「蓮の花の蕾」という意味です。まるで蓮の花が咲いたような希少価値のあるジュエリーです。

更新日: 2016年11月13日

日本再生さん

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パパラチアサファイアの名称は鑑別によって ピンクとオレンジの比率がほぼ半々と認められた色のサファイアだけに与えられます。

鉱物名 コランダム
和名 藍玉
化学組成 Al2O3+CrO3+Fe2O3+NiO
誕生石 9月
結晶系 六方晶系
硬度 9
比重 4.00
宝石言葉 慈愛・誠実・徳望
屈折率 1.762-1.770
語源 シンハリ語で「蓮の花」の意味

パパラチアとはシンハラ語で「蓮の花」「蓮の花の蕾」という意味です。

パパラチアは、ルビーやサファイアと同じコランダムの一種で、とくにオレンジとピンクの中間の微妙な色合いをしているものだけに与えられた特別な名称です。

ピンクが強すぎても、オレンジが強すぎてもパパラチアとは呼ばれません。

King of Sapphire(サファイアの王)」と呼ばれるパパラチアは、唯一の原産地スリランカで、「インド洋の朝焼け」とも称されます。

パパラチアの産地 スリランカ

スリランカは、「宝石の国」と呼ばれるほど、いたる所で宝石が採れます。人々は一攫千金を夢見て、色々な場所で宝石採掘を行っていますが、その中でも特に注目を浴びているエリアが、ラトゥナプラ近郊にある、この「Gem Paradise」です。

「Gem Paradise(宝石の楽園)」の名の通り、この地域では、非常に巨大な原石が発見されたり、一箇所のピットから大量の宝石が出た事例があります。その中には、なんとこぶし大(!)ほどもあるパパラチアサファイアの原石が採掘されたという話もあります。

現在では規則に従い正規の採掘が行われていますが、元々は政府の所有下にあった国有地です。

小さな区画の採掘権は、オークションにかけられ、高い値段で取引されています。採掘権は、一年間の期限付きなので、その短い期間の間に、大きな原石や宝石が多数含まれている層に当たれば大儲けなのですが、全く何も出ないということも多々あります。まさに「ハイリスク・ハイリターン」という言葉がぴったり当てはまります。

「Gem Paradise」のまわりには、ここで一攫千金を成し得て、広大な敷地に豪邸を構えた人々が住んでいますが、鉱夫は、あまり良い環境とは言えない、採掘小屋で寝泊りしています。採掘された土砂は、まさに宝(石)の山ですので、夜間の盗難を防ぐ目的も兼ねています。

仏陀の足跡があるという、スリランカの霊峰「スリパーダ」の下には、様々な人々が一攫千金を夢見て宝石を探している、何とも俗っぽい世界が広がっています。

上質な宝石にいい値段が付かないわけではありません。上質な宝石が出る事がまれなのです。数週間、数ヶ月、腰を痛めた労働者は満足な値段が付く石を掘り出せないまま過ごすこともあります。

マダガスカル産は表面拡散処理のパパラチア

表面拡散処理をどう捉えるのかが問題に

21世紀初頭、マダガスカルで宝石ラッシュが起こったが、その際、マダガスカル産パパラチアサファイアも大量に市場に出回ることとなった。だが、それは表面拡散処理パパラチアといわれるもので、表面はパパラチアと呼べる色だが、中身は別の色のコランダムであった。

加熱処理の最終段階である1800度での加熱時、クリソベリル粉末を加えることによって表面の発色を元の色から別の色に変化させることができる。そのうち、桃色~橙色に変化したサファイアをパパラチアとして流通させた。

このベリリウム拡散加熱処理については本来はトリートメント(改変処理)と考えられます。すなわち、認められた改良の範囲を超えた違法なものです。

購入の際には本来のパパラチアとベリリウム拡散加熱処理されたパパラチアとの区別が重要なポイントになります。

パパラチアサファイアの加熱処理問題が発生してから、マダガスカルで採掘されたコランダム自体の信用が低下し、品質のわりに需要は低下しています。

パパラチア原石

パパラチアルース

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