移民や難民の入国を一時禁止するトランプ米大統領の大統領令を受けて、米国に入ろうとした2人のイラク人男性が身柄を拘束された問題で、支援する弁護士は28日、「適法なビザを持っているにもかかわらず、不法な拘束だ」として人身保護をニューヨークの裁判所に申し立てた。
ニューヨーク州選出のジェリー・ナドラー下院議員(民主党)は28日午後、このうちの1人が身柄拘束から解放されたとツイッターで発信した。ただ、人身保護の申し立てによると、身柄を拘束されている人は他にもいて、訴えが拡大する可能性もある。
トランプ氏の大統領令はすべての難民の受け入れを120日間停止したほか、イラクなど7カ国の市民については90日間、米国への入国を禁止した。身柄拘束された2人は、大統領令が署名された時に米国へ向かっており、ニューヨークのケネディ空港で身柄拘束された。
裁判所に提出された書面による…
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朝日新聞国際報道部