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LCC専用、国際線ターミナルビル開業

「第2ターミナルビル(国際線)」が開業し、入国した観光客らでにぎわう免税店=関西国際空港で2017年1月28日午前6時37分、貝塚太一撮影

 関西国際空港で28日、格安航空会社(LCC)専用の「第2ターミナルビル(国際線)」が開業した。アジア各国の利用客を意識して免税エリアを工夫し、開業日も中華圏の旧正月「春節」に合わせた。当面はピーチ・アビエーションのみの利用だが、3月から中国の春秋航空も加わる。

     当初、今年3月ごろの開業を予定していたが、前倒しした。新たに11の搭乗ゲートを増築。国内線を含めた第2ターミナル全体の床面積は6万6000平方メートルに増え、第2ターミナルだけで国際線は年に約285万人、国内線は550万人の利用が可能となる。

     第1便となった香港発ピーチ便で降り立った堺市の会社員、清田円さん(45)は「香港で働いていて、春節に合わせて帰国した。きれいで、快適に過ごせました」と話した。

     新たな玄関口が加わり、観光地では期待が高まる。京都市の名所・嵐山では、商店街が28、29の両日、餅つきイベントを開催し、ぜんざい1000食をふるまう。土産物店経営、石川恵介さん(47)は「中国でも嵐山の認知度は高いと感じる。どうしたら楽しんでもらえるか今後も知恵をしぼりたい」と話した。

     神戸市中央区の南京町では、春節祭が開かれている。南京町商店街振興組合理事長の曹英生さん(60)は「新ターミナルの開業で海外からの便が増えれば、南京町もにぎわう。中国本土に負けない日本の中華料理を味わってほしい」と期待している。【井川加菜美、礒野健一、栗田亨】

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