ロシア 観光客誘致で初の雪像づくりコンテスト

ロシア 観光客誘致で初の雪像づくりコンテスト
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冬の厳しい寒さで知られるロシア極東の主要都市ハバロフスクで、日本などからの観光客を呼び込もうと、雪像づくりのコンテストが初めて開かれ、地元の人たちが白鳥などをかたどった巨大な雪像づくりにチャレンジしました。
ハバロフスクは、アムール川のほとりにある交通の要衝ですが、冬場は雪や氷に閉ざされて訪れる人も少なく、近年、日本や中国などからの観光客の誘致に力を入れています。

雪像づくりのコンテストは、地元の行政府などが冬の観光をPRしようと初めて開いたもので、極東地域から2人1組の合わせて10チームが29日までの4日間、雪像づくりに取り組んでいます。

今回の統一テーマは「環境を大切に」で、参加者たちは自動車ほどもある巨大な雪の塊をチェーンソーで削ってアザラシや白鳥などの輪郭を整えたあと、シャベルを使って目や口などの細かい部分を丹念に仕上げていき、会場の公園はおとぎの国のように白く輝く雪像が並びました。

ハバロフスクは、日中でも氷点下10度を下回る厳しい寒さとなりましたが、幼い男の子を連れて会場を訪れた女性の1人は「とてもいいイベントで、美しい作品ばかりです。外国の人たちとの交流が増えることにもつながると思います」と話していました。