年末に起きた事件です。
我々の業界は底辺であります。
ですからこんなことは日常です。
真面目に働いていたらこんなことに遭遇することはないんじゃないかと自分の選んだ道を嘆く事があります。
夜遅く、残業で残っているとオジサンA(48)がメモをオジサンB(52)に渡していました。
お客様からの伝言のようです。
オジサンA「ん。伝言。折り返せよ。」
オジサンB「ああ?もっと早く言えよ。」
オジサンA「ああ?知らんわ。早くかけろや!」
オジサンB「おまえ何だ?その態度は!ああ?」
オジサンB(52)がオジサンA(48)の胸ぐらを掴みます。
オジサンA「や、やるんか!やるんか!」
オジサンB「やったろうか!おまえ!」
若手「まぁまぁ。ダメですよ!抑えて!」
残ってた若手2人がオジサンをなだめます。
しかしオジサン2人は若手の制止くらいでは止まりません。
オジサンA「うるさい!俺に触るな!」
オジサンB「てめぇもやってやろうか!」
普段、気丈な女性スタッフもいましたが怖いのか沈黙を貫きます。
そりゃ怖いでしょう。
私も怖いです。
普通に生活していてこんな気の触れたオジサンが目の前で暴れられたらもう、ビクビクするに決まってます。
しかし女性スタッフも怖がってますし、そろそろ私も止めに入らないと…。
若手だけでは止まりそうにありません。
イヤだなぁ。ケガしたくないなぁ。
すると若手が…。
若手「いいかげんにして下さい!」
若手「まだ企画課の課長いるんですよ!」
若手「僕らじゃ課長止められませんよ!いいんですか!?」
オジサンA「別に俺は!」
オジサンB「だってコイツが!」
…。
なに?なんなの?
君たちの中で私はどんな存在なの?
女性スタッフ「そうですよ!課長はお酒を強要した幹部陣全員を殴り倒したことあるんですよ!」
若手「さらに踏みつけて、割れたビール瓶で刺してましたよ!」
…。
黒歴史…。
酔って並ばしてビンタしただけじゃん!
シャレの範囲だったじゃん!
何年前の話だよ!
みんなウケてたじゃん!
何でそんな話になってるの?!
だいたいオジサン2人はその場にいたよね?!
オジサンA「ああ。俺もその場にいたからな…。アゴを蹴られて脳震とうを起こしたところをボコボコにやられた気がするわ…。」
おまえ!酔ってフラフラしてただけじゃねーか!
転がったビール瓶に躓いて割ったのおまえだろ!
オジサンB「俺も鳩尾に一撃貰って全部吐いたわ…。次の日もずっと殴られたみたいに頭が痛かったし…。」
完全に飲み過ぎと二日酔いだろ!
オジサンA「か、課長!すいません!怒らないで!」
オジサンB「す、すみません!私、これから電話折り返さなきゃいけないんで勘弁してもらえませんか!」
…。
…。
え~と。
ケンカしないでね?
全員「「はい!」」
なんかおかしくね?