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冴えない男子の語りどころ

冴えない大学生活を送る筆者が趣味や自らの経験談など様々なことを書いていきます。

侍ジャパンのラスト侍・田中広輔について紹介。WBCでの期待も。

野球 侍ジャパン スポーツ

1月28日、侍ジャパンの最後の一人として広島カープの田中広輔選手が選ばれました。

そこで田中選手についての紹介とWBCで求められる役割についてまとめます。

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田中広輔プロフィール

 

生年月日:1989年7月23日(27歳)

身長:171cm

体重:81kg

投打:右投左打

ポジション:内野手(遊撃手)

 

身長は171cmとプロとしては小柄ですが、体重は81kgと筋肉質でがっちりした体形です。

 

経歴

プロ入り前

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東海大相模高校では1年の春からベンチ入りし、2年の春に甲子園に出場し2回戦まで進んだ。

高校通算で38本塁打を放った。

その後東海大学に進学し、首都大学リーグでは通算76試合に出場し、打率.254、62安打、3本塁打、29打点と突出した成績は残せなかった。

ちなみに高校、大学時代を通して巨人の菅野智之とはチームメートであった。

 

大学卒業後は、JR東日本に入社し1年目から遊撃手のレギュラーを獲得。

1年目は、都市対抗野球で新人賞や社会人野球の日本選手権で大会優秀選手に選ばれるなどの活躍を見せ、社会人中心で参加した第26回アジア野球選手権大会に選ばれ、優勝に貢献し大会最優秀守備選手賞を受賞した。この年の社会人ベストナインの遊撃手部門を受賞した。

2年目の2013年は都市対抗野球でも大会優秀選手に選ばれ、第6回東アジア競技大会野球でも優勝に貢献した。

その年のドラフト会議で広島から3巡目で指名を受け入団。

 

プロ入り後

一年目から開幕一軍を果たし、ほぼシーズン通して一軍に帯同した。

三塁の守備を守っていた堂林翔太が外野にコンバートされたことにより、田中が三塁のポジションをつかむ。

8月以降は遊撃手を守っていた梵が膝に不安を抱えていたため、梵とポジションを入れ替える形で田中本来のポジションである遊撃手を守ることとなった。

この年は110試合に出場し打率.292、9本塁打、34打点、10盗塁、OPS.781と1年目から実力を存分に発揮した。

 

2年目はさらに出場機会を増やし、141試合に出場。規定打席にも初めて到達した。

打率.274、8本塁打、45打点、6盗塁、OPS.737の成績を残し、三塁打数はリーグトップの9本を、二塁打数はリーグ4位の33本を記録した一方、守備面では守備機会がチーム歴代2位の710を記録(1位は高橋慶彦の723)し、刺殺・補殺・併殺でもリーグトップを記録するなど攻守に活躍を見せた。

 

昨シーズンは1番遊撃手として全試合フルイニング出場し、打率.265、13本塁打、39打点、19盗塁、OPS.739の成績を残す。

打率こそプロ入り後最低であったものの、キャリアハイの77四球を選び出塁率はリーグ10位の.367と1番打者として役割を果たした

横浜DeNAとのCSファイナルステージでは打棒が爆発し、12打数10安打の打率.833、1本塁打、4打点、出塁率.882、6打席連続安打、9打席連続出塁という圧倒的な成績を残し、チームの日本シリーズ進出に大きく貢献した。

 

菅野との相性

www.youtube.com

先にも述べたが、巨人の菅野とは高校、大学時代の7年間チームメートであった。

食事や野球の話をよくした」とのこと。

プロ入り後は同リーグのため対戦することが多いが、現在のところ結果は田中に軍配が上がっている。

2015年は18打数7安打の打率.389、昨シーズンは打率.214ながらも7月28日の試合では菅野から2打席連続ホームランを放ち菅野に土を付けるなどしている。

 

弟もプロ注目の選手

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社会人野球の日立に所属する田中俊太選手は実の弟で、都市対抗野球では新人賞や関東選抜リーグでは優秀選手賞を受賞するなど活躍している。

2017年のドラフト候補として注目されている。

身長は177cmと兄よりも大きく、ポジションは二塁手

いつか兄弟で二遊間を組む場面がみられるかもしれない。

 

WBCでの期待

ラスト侍・田中広輔のWBCで求められる役割や期待についてです。

ポジションごとにみると遊撃手は坂本がレギュラー当確なので、田中は遊撃手の2番手としての位置づけになります。

また三塁手のポジションは松田しかおらず万が一のために、田中は三塁の経験もありますので、三遊間の貴重なバックアップとして欠かせない選手となりそうです。

打撃面では、非常に粘り強い打撃で四球を取ることができる選手で外国人投手は特に嫌がる存在になりそうなので、特に国際試合などで有効な打撃スタイルであると思います。

守備面では守備範囲こそ広く華麗な守備をみせてくれますが、失策が多いのが気掛かりでここ2シーズンは遊撃手で最多の失策を喫しています。

短期決戦では一つのミスが命取りになるので、しっかり守ってくれることを期待したいです。

 

最後に

ラスト侍・田中広輔。

同ポジションの中島、今宮の出場辞退により巡ってきた出番である為、小久保監督にはあまり期待されていない存在かもしれませんが、昨年の広島の優勝に貢献したリードオフマンとして実力を世界に見せつけてくれることを期待したいです。