モースル解放作戦等につき、断片的ながら、次の通り

・有志連合空軍は、西モースルに対する空爆を激化させているが、27日婦女子を含む20名が死亡し、17名が負傷した。大部分は民間人である
・またモースルの北には、複数のＩＳの抵抗ポケットが残っていて、27日朝から複数個所で散発的な戦闘が続いている
（なお、al arabia net は、対テロ部隊情報機関等が、ＩＳの偽自動車製作所を発見したが、これら木製の自動車は、有志連合の航空機の目を欺き、本物の車両から注意をそらすための欺瞞作戦…欺瞞作戦については、旧ソ連軍が得意で、サッダムフセイン軍に教えたとされているので、ＩＳに参加している旧イラク軍の軍人らによるものと思われる。珍しい写真なので、別途借用しておきます）
・シーア派民兵が西モースル開放作戦には、参加の意向を示しているところ、イラク軍参謀長は民兵の複数指揮官と協議をし、作戦の調整を行うとともに、避難してくる住民の受け入れと保護についても協議した由。
・そのシーア派民兵に関連し、ペッシュメルガ（クルド自治区のクルド民兵）は、26日、モースルの西にあるシンジャールで、シーア派民兵から臼砲とロケット砲の攻撃を受けたと発表した。
（死傷者の有無は不明）
この事件について、シーア派民兵のほうは、意図的なものではなく、一部の民兵グループの過誤によるものと思われるので、調査委員会を設置したと発表した。
これに対してペッシュメルガの方では、これは我々を新たな戦闘に巻き込む外部の陰謀（イランか？）であるとして、もし繰り返されたら、断固たる対応をすると語ったよし。
・同じくクルド人だが、トルコ政府が最大の敵のテロリストとしているＰＫＫに関してトルコ軍は27日、13，14日の北部イラクに対する空爆で、ＰＫＫの戦闘員57名を殺害したと発表した。
これに対して、ＰＫＫは同地域でトルコ軍の空爆があったのは事実だが、ＰＫＫに損失はなかったとしている
（10日以上も前の事件をなぜ今頃双方で事実関係について争っているのか、背景は不明だがとりあえず）
http://www.hurriyetdailynews.com/turkish-army-kills-militants-in-syria-iraq-.aspx?pageID=238&nID=109068&NewsCatID=352
http://www.alquds.co.uk/?p=666368
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/iraq/2017/01/27/ميليشيا-الحشد-تقصف-البيشمركة-وكردستان-تعتبرها-مؤامرة.html
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2017/1/27/غارات-التحالف-تتواصل-غرب-الموصل-وتقتل-مدنيين