文・後藤泰良 写真・滝沢美穂子
2017年1月28日15時30分
■認定NPO法人理事長:今井紀明さん(31)
2004年、高校卒業直後にイラク戦争での劣化ウラン弾の被害を知ろうと、イラクに渡った。武装勢力に拉致され人質に。武装勢力は駐留中の自衛隊の撤退を要求。当時の日本政府が拒否し、「自己責任論」が噴出した。
北海道の実家には中傷の手紙が山ほど届いた。歩いていて突然、殴られたことも。英国に逃れたが、そこでも顔は知られていた。1年で帰国したが、心的外傷後ストレス障害(PTSD)と対人恐怖症に悩まされた。
06年、高校の恩師の勧めで九州の大学に進学。中傷の手紙を送ってきた人に直接連絡をとり、自己責任論と向き合った。イラクに渡った理由を理解してもらうことなどで対人恐怖症を克服していった。12年、NPO法人「D×P(ディーピー)」を立ち上げ、定時制や通信制の高校生らの支援を始め、15年には大阪市の認定NPOの指定を受けた。
活動の柱は、授業で学生や社会…
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