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運動で燃焼した脂肪はどこへ消えるのか?

運動で燃焼した脂肪はどこへ消えるのか?

ダイエットのため、あるいは健康のために、余分な脂肪を減らそうと努力している方も多いと思います。よく、脂肪を「燃焼」させるという言い方をしますが、実際に脂肪が減っていくとき、身体の中ではどのような変化が起きているのか、疑問に思ったことはないでしょうか。体内の脂肪は脂肪細胞と呼ばれる結合組織でできていますが、この細胞はどこかへ消えてしまうのでしょうか? 今回の科学系チャンネル「SciShow」では、脂肪が減っていくときの科学について解説します。

シリーズ
SciShow
2017年1月3日のログ
スピーカー
Michael Aranda(マイケル・アランダ) 氏
参照動画
Do Fat Cells Ever Really Go Away?

脂肪が消費されると細胞は消える?

マイケル・アランダ氏 健康的な体重を維持することは多くの人の目標です。 そしてエアロビクス運動は、新陳代謝をフル回転させ、体内に蓄えられている化学エネルギーを使って余分な脂肪を燃焼させる1つの手段です。 ss01 体内の脂肪は、脂肪細胞と呼ばれる結合組織でできています。つまり、蓄えられている脂肪を燃焼させるとこれらの細胞はどうなってしまうのかという疑問が生じます。 脂肪細胞からエネルギーが放出されると脂肪細胞は消えてしまうのでしょうか? 脂肪細胞の真相はと言うと……姿を消すというわけではありません。 でも、体重が増えたり減ったりすることで細胞は大きくなったり小さくなったりします。これはいいことです。 脂肪細胞は、あなたの体内で大事な役割を担っているので、完全に消滅してしまうのも困ります。脂肪は体の形を整え、臓器に対する衝撃を和らげ、体温を調節するために体内に熱を閉じ込める性質があります。 しかし、脂肪細胞の主要機能はエネルギーを蓄えることです。食べた後、真っ先にエネルギー源として使われるのが食べ物に含まれる糖質です。しかし、なにも食べていない時であっても、体を機能させるためには体内にエネルギー源を蓄えておく必要があります。したがって脂肪は非常に重要なのです。 ほかの細胞同様、脂肪細胞にも細胞核と細胞小器官があります。しかし、そのうち90パーセントが脂肪を蓄える小さな袋としての役割を果たせるように、脂肪細胞は特殊化されています。 この脂肪を蓄える細胞はトリグリセリドと呼ばれます。3つの脂肪酸鎖と、各脂肪酸を結合させるための主鎖となるアルコール類の働きをするグリセロール分子で構成されています。 脂肪酸の結合には多くの化学的なエネルギーが含まれていて、含脂肪細胞の周りに脂肪が付着しているというかたちになっています。 エネルギーが必要になった時、LPLの名称で知られているリポタンパク質リパーゼの助けでトリグリセリドは個々の脂肪酸鎖に分解されます。その結果、脂肪酸は、他の場所で代謝してエネルギーを放出するため、脂肪細胞の膜組織を通過することができます。その経過で脂肪細胞は縮みます。 しかし、トリグリセリドの蓄積が消費量を上回った場合、含脂肪細胞が大きくなります。脂肪細胞が大きくなると、脂肪組織が増えるということです。 体重を減らすためには、溜まっているトリグリセリドがエネルギー源となる脂肪酸鎖に分解できるだけのエネルギーを消費しなければなりません。減量を試みた人であればわかると思いますが、これは大変なのです。 たとえ減量できたとしても、元に戻るのは簡単で、脂肪を燃焼させるよりも蓄える方がより多くのエネルギーが必要です。つまり、蓄えられたエネルギーを使わないでいると、脂肪細胞はそのまま居座り、消費されず、忘れ去られてしまいます。

  

SciShow

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