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 和歌山県御坊市の幼稚園4園と、小・中学校計11校(1中学校は組合立で日高川町)の児童・生徒、教職員らに食中毒のような症状が出た問題で、市教委は27日午後までに、症状を訴える人が計719人にのぼったことを明らかにした。市立給食センターによると、職員5人が同様の症状を訴えているという。県は給食が原因の集団食中毒とみて、同日、センターに立ち入り検査に入った。

 市教委によると、同日朝に子どもらに下痢や嘔吐(おうと)などの症状があるとの連絡が学校などに相次ぎ、計15園・校のすべてを30日まで臨時休園・休校にすることを決めた。重症者は出ていないというが、市内の医療機関には受診者が殺到。各園・校舎や図書館などの公共施設の消毒作業に追われた。幼稚園で給食が出されるのは月、水、金曜で、24、26日は園児らは食べていないという。

 小学3年の娘を持つ母親は「学校に欠席の連絡をしようとしても、電話がなかなかつながらなかった。小児科は予約でパンク状態。市は早く原因を明らかにしてほしい」と話した。

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