高木真也
2017年1月28日05時20分
菊正宗酒造(神戸市)は27日、米国で売り出すカップ酒容器の「手触り感」を、商標として米当局に出願したと発表した。米国では「触感」を商標として登録できる。実際の登録件数は少ないが、木の器のような手触り感の認知度を高めるねらいだ。
申請したのは、米国で今春発売予定のカップ酒「樽(たる)酒」。酒だるのような形状のガラス容器を使い、木目調のラベルに竹のようにツルツル、木肌のようにザラザラした手触りがする加工を施している。同社によると、米国では触感が数件、商標として登録されているという。
日本では、2015年に音や動きといった新しい商標の登録が認められ、味の素がCMで流す「♪あ・じ・の・も・と」のメロディーなどが登録された。ただ、触感は「企業などのニーズが高くない」として見送られている。(高木真也)
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