中国「春節」 伝統の獅子舞も担い手は減少
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旧暦で新年を祝う中国では、28日、旧正月の「春節」を迎え、人々に幸せをもたらすとされる獅子舞が各地で披露されます。1000年以上前から演じられてきた獅子舞ですが、練習が厳しいこともあって担い手が減っており、伝統を受け継ごうという新たな取り組みが始まっています。
中国は28日、旧正月の春節を迎え、各地で五穀豊じょうや商売繁盛など、人々の幸せを祈って伝統の獅子舞が演じられます。
獅子舞の発祥地の1つとして知られる広東省仏山では、国内でも指折りの実力で知られる獅子舞保存会の人たちが、中国武術の動きを基本にした豪快な技を商業施設や家々の前で披露しています。
重さおよそ3キロの獅子頭を自在に操り、切れ味よく動くのが広東省の獅子舞の特徴で、繊細な喜怒哀楽を巧みに表現するとともに、高さ2.5メートルの柱の上をダイナミックに飛び跳ねます。
しかし、獅子舞の演じ手になるには、演技を磨くだけでなく高い身体能力を養うため、走り込みやジャンプなどの厳しい練習を重ねなければならないこともあって、若者の間では獅子舞を敬遠したりすぐにやめてしまったりする人があとを絶ちません。
このため、保存会では獅子舞の魅力や奥深さを感じてもらおうと、小中学生を対象にした出張授業を始める一方、去年5月には企業から集めた寄付金を基に自前の幼稚園もつくり、将来の担い手の養成に力を入れています。
保存会でいちばんの演じ手、黄其傲さんは「子どもたちが獅子舞を学んでくれて、うれしいです。春節はたくさんの人に演技を見てもらえます。新しい年も、演技の経験を積みたいと思います」と話していました。
中国で1000年以上前から受け継がれてきた獅子舞。その伝統を守り、伝えていこうという新たな取り組みが始まっています。
獅子舞の発祥地の1つとして知られる広東省仏山では、国内でも指折りの実力で知られる獅子舞保存会の人たちが、中国武術の動きを基本にした豪快な技を商業施設や家々の前で披露しています。
重さおよそ3キロの獅子頭を自在に操り、切れ味よく動くのが広東省の獅子舞の特徴で、繊細な喜怒哀楽を巧みに表現するとともに、高さ2.5メートルの柱の上をダイナミックに飛び跳ねます。
しかし、獅子舞の演じ手になるには、演技を磨くだけでなく高い身体能力を養うため、走り込みやジャンプなどの厳しい練習を重ねなければならないこともあって、若者の間では獅子舞を敬遠したりすぐにやめてしまったりする人があとを絶ちません。
このため、保存会では獅子舞の魅力や奥深さを感じてもらおうと、小中学生を対象にした出張授業を始める一方、去年5月には企業から集めた寄付金を基に自前の幼稚園もつくり、将来の担い手の養成に力を入れています。
保存会でいちばんの演じ手、黄其傲さんは「子どもたちが獅子舞を学んでくれて、うれしいです。春節はたくさんの人に演技を見てもらえます。新しい年も、演技の経験を積みたいと思います」と話していました。
中国で1000年以上前から受け継がれてきた獅子舞。その伝統を守り、伝えていこうという新たな取り組みが始まっています。