「福島の子どもと知る権利を守る活動」17年の甲状腺検査へのご協力をお願いします
福島第一原発事故から6年が経過しようとしています。放射能による健康被害が懸念される中、福島県では事故当時18歳以下の県民を対象にした甲状腺検査が進められました。16年6月および9月の福島県「県民健康調査検討委員会」では、2011~13年度に実施された甲状腺検査の先行調査、14年度以降の本格調査の結果、甲状腺がんおよび疑いが175人とされています。
「100万人の一人」とされる小児甲状腺がんの発生率よりも明らかに高い率ですが、県都委員会でが依然として「放射線による影響とは考えにくい」との見解を変えていない上、福島県内での検査縮小まで検討までされている状況です。
チェルノブイリ原発事故後のベラルーシ政府の報告書では、小児甲状腺がんの罹患率のピークは10年後の1996年であったとしています。刻々と変化する状況に対し、市民の側からの検証として、検査活動を継続していくことが必要です。
▼お子さんの甲状腺検査のご協力をお願いします
生活クラブでは、福島県内外の検査結果を比較するため、生活クラブふくしまから全国の生活クラブに呼びかけ、2012年より甲状腺検査を行なっています。
これまでの報告はこちら(生活クラブ連合会 2016/8/22)
今年も、検査にご協力いただける方を募集します。
市民の立場でデータを蓄積することが、現状を把握し、放射能による影響を明らかにすることにもつながります。ぜひご協力をお願いします。
≫お申込み・お問合せは、こちらから
お問合せは、生活クラブ東京 役員室(03-5426-5202)まで
▼ご協力をお願いする内容
1.小学生・中学生・高校生までのお子さんの甲状腺検査を医療機関で受けてください。
- 甲状腺エコー(超音波)検査と、可能な場合は問診を受けます(レントゲンなどは行ないません)
- 実施できると確認できた医療機関がありますので、ご案内します。
2.検査結果を記録し、生活クラブに提供してください。
- 検査結果を簡単な用紙に記入し、生活クラブに提供をお願いします。
- いただいた個人情報は生活クラブでしっかりと管理し、組合員および本人への不利益とならないようにします。
3.お子さんの学校が休みとなる春休みを中心に受診をお願いします。
- 2月~春休みまでの間に受信をお願いします。
- 2016年4月末までに検査結果を集約し、生活クラブふくしまに届ける予定です。
4.生活クラブの復興支援カンパによる費用補助を行ないます。
- 甲状腺検査は健康診断扱いになるため保険がききませんが、生活クラブで行なった復興支援カンパにより検査費用・交通費を補助します。
- 注意:この活動は生活クラブ組合員以外の方の参加もできますが、検査費用・交通費の補助は生活クラブ組合員のみとなりますので、ご了解ください。
検査結果は、生活クラブふくしまでの追加調査の結果も踏まえ、福島県と全国の生活クラブの検査結果を比較し、生活クラブ連合会で検査活動について結果をまとめます。
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お問合せは、生活クラブ東京 役員室(03-5426-5202)まで
(2017/1/5掲載)
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生活クラブ東京
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