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シャープ(6753)のほか、台湾との関係が深い銘柄(台湾系企業、ないしは台湾系企業が主力ユーザー)にはローツェ(6323)、日本ライトン(2703)などがある。親イスラエル銘柄(イスラエルに子会社、ないしはイスラエル企業と提携)としてはサン電子(6736)、アドバンストメディア(3773)、アズジェント(4288)、テリロジー(3356)などをピックアップできる。 一方、アメリカ銘柄では三菱UFJFG(8306)、キーエンス(6861)、ファナック(6954)、ナブテスコ(6368)、信越化学(4063)、ソフトバンクグループ(9984)などが有望だ。小物ではテスラモーター関連の第一化成(4235)、NVIDIA関連の日本サード・パーティ(2488)、ブレインパッド(3655)に妙味があろう。 |
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ドナルド・トランプ大統領は強烈に手強い相手である。敵に回すと怖い。なにしろ、一般的な常識、理屈が通用しないのだ。閣僚にはゴールドマン・サックス(GS)、軍人出身者が多く含まれている。大富豪政権との見方ができる。こんな人達(特に、トランプ大統領)とつき合うにはひたすら低姿勢で臨むに限る。 正論(経済原則)を持ち出すと、数倍のしっぺ返しを食らう。折に触れて褒める、持ち上げる、逆らわない。理不尽だろうが、間違っていようが、『お説ごもっとも』と聞き流すのだ。どうせ、嵐はいつかは過ぎる。この局面において、波風を立てる必要はない。まあ、彼のやりたい、言いたい放題は2018年の中間選挙までだろう。 なお、元エクソン・モービルCEOのテイラーソン国務長官は親ロシアである。GS出身のムニューチン財務長官、コーン国家経済会議委員長、バノン首席戦略官は習近平(中国首席)氏と太いパイプを持っている。アリババのマー会長とは友人である。 さらに、個人的に親しいラスベガスサンズのオーナー(大統領選挙での個人献金トップ)、アドレッツ氏はウクライナ系のユダヤ人、娘のイバンカさんの夫クシュー氏はポーランド系のユダヤ人、子供3人(トランプ大統領の孫)はユダヤ人だ。トランプ政権が親イスラエルになるのは当然の結果だろう。これは中東情勢の緊迫化につながると思う。 イギリスのメイ首相とは『反グローバリゼーション』の考え方で一致している。なにしろ、EUからの強硬離脱は『正しい選択だ』と、トランプ大統領は評価している。この点、ドイツと日本は間に立ってくれる人がいない。逆に、トヨタ自動車(7203)はケンカを売っている。このままでは自動車業界のように、『日本たたき』の標的にされるのではないか。 頼みの綱はソフトバンクグループ(9984)の孫社長だろう。ソフトバンクグループがトランプ銘柄の筆頭である。それと、トランプ大統領は台湾が好きだ。ホンハイのゴー会長はアメリカに8,000億円を投じ、液晶工場を建設する、と表明している。シャープ(6753)はトランプ銘柄につながる。 |
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まさに、America First(アメリカ第1主義)じゃないか。世界のカネ(ドル)がアメリカに集中しつつある。NYダウは2万ドルの大台に乗せた。抜群に強い。しかし、日本の株式市場の動きはいまひとつだ。つれ高はしているが…。トランプ政権の保護貿易、孤立主義的な政策が影響していると思う。恐らく、当分はアメリカの“一人勝ち”となろう。 トランプ政権の政策を受け、浮上するのは金融(メガバンク、保険)、社会インフラ(とりあえず、メキシコ国境に壁を構築、シェールガス・オイル用のパイプラインを建設)、資源関連などだろう。日本の自動車メーカーは貿易摩擦のターゲットにされている。理不尽な話だが、エゴイストの権力者に逆らってはダメだ。こんな人物にはひたすら低姿勢(嵐が過ぎ去るのを待つ戦術)で臨むに限る。 この関連で狙えるのは、ドナルド・トランプ大統領と新しいソフトバンクグループ(9984)のほか、メガバンクの代表の三菱UFJFG(8306)、FA機器のキーエンス(6861)、ファナック(6954)、資源の三菱商事(8058)などだろう。省力機器を手掛ける安川電機(6506)、ナブテスコ(6368)はじっくり拾っておきたい銘柄である。 |
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東京証券取引所、日本経済新聞社は3月13日、新指数『JPX日経中小型株指数』(199銘柄)を算出、公表を開始する。この指数を対象にしたETFの組成が行われるだろう。構成銘柄は東証1部が177、他が22となっている。特に、小物の22はチェックが欠かせない。2017年相場での意外な出世株が含まれているのではないか。 具体的には、東証2部が不二サッシ(5940)、MSJ(6670)、RVH(6786)など。マザーズがフルスピード(2159)、ペッパーフードサービス(3053)、日本アセットマーケティング(8922)など。日本アセットマーケティングは株価が170円前後と安いのが魅力である。 ジャスダックではウエストHD(1407)、クルーズ(2138)、JTグループ(2146)、夢真HD(2362)、ブロッコリー(2706)、テンポスバスターズ(2751)、ラック(3857)、エン・ジャパン(4856)、ナカニシ(7716)、スパークス・グループ(8739)、レーサム(8890)、シノケングループ(8909)が選ばれている。 |
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トランプ政権のバックにはユダヤ資本がついている。昨年6月にはキッシンジャー氏(民主党系、ロックフェラー財閥と近い)と会談、彼らを味方にした。これが勝利につながったのは間違いない。そもそも、トランプ・GS政権といわれている。親イスラエルである。 大統領選挙中、最大の個人献金者だったのはラスベガスサンズ(カジノ運営会社)のオーナー、シェルドン・アドレッツ氏(ウクライナ出身のユダヤ人)だ。娘イバンカさんの婿のジャレット・クシュー氏はポーランド移民のユダヤ人である。その子、ドナルド・トランプ大統領にとっての孫3人はユダヤ人だ。親イスラエルなのは当然だろう。 さて、こんな状況下、筆者は『イスラエル企業と密接な企業を狙え!』と主張している。すなわち、イスラエルの有力企業と提携、もしくはイスラエルに子会社を有するサン電子(6736)、アズジェント(4288)、テリロジー(3356)、アドバンストメディア(3773)などだ。広義の『トランプ銘柄』との見方ができる。 個別銘柄では、ビットコインサービスのリミックスポイント(3825)が面白そうだ。中国ではビットコインサービスが急拡大を見せている。このサービスを中国のネットサービス大手の新浪と提携、日本で行う。中国人観光客は飛びつくのではないか。 |
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世界の株式市場が軒並み軟調な展開となっている。NY市場、東京市場は“高値しぐれ”状態だ。ドナルド・トランプ大統領の政策が不透明なだけに、積極的に動きようがない。もとより、筆者は『トランプ歓迎相場の賞味期限は、就任式の1月20日まで』と主張してきた。国際企業は経営戦略の微調整を余儀なくされるだろう。 トランプ大統領、イギリスのメイ首相はタッグを組み、グローバリゼーションの波に挑戦しようとしている。国家権力の復権である。この流れに従えば、トヨタ自動車(7203)の経営戦略(メキシコ工場の建設を強行)は間違っている。“エゴイスト”と付き合うには相手をほめまくり、尊敬しているとすり寄るしかない。しかし、批判すると、徹底的に攻撃される。 すみやかに“手打ち”を行ったフォード、GM、ボーイング、ロッキードは正しい。政治は経済を超える!どんなに理不尽であり、いずれは経済原則が勝利するとはいえ、この局面では逆らってはダメ。ありとあらゆる手を使って、嫌がらせをされる。国家権力とはそういうものだ。これは株式投資においても重要な要件(現状を正しく認識する)である。 1981年1月、レーガン大統領が就任、3つの改革、5つの潮流(いわゆる、企業の活力を取り戻し、偉大なアメリカを再構築する⇒レーガノミクス)を断行した。これに呼応したのが“鉄の女”サッチャー元英首相だ。今回もまた、『米英同盟』だが、トランプ&メイコンビの向うところは真逆である。すなわち、反グローバリゼーションだ。だからこそ、トヨタ自動車の経営戦略は危うい、と唱えている。 一方、こうした状況下の投資戦略としてはとりあえず、外部環境の影響を受けにくい内需系、およびAI、IOT、半導体、有機EL、液晶、ロボットなどハイテク系の小物を攻めるしかない。具体的には日本アセットマーケティング(8922)、ローツェ(6323)、スーパーバリュー(3094)、リネットジャパン(3556)、第一化成(4235)などに注目できる。 個別物色機運は極めて旺盛だ。1月23日の日経平均株価は246円安だったが、なんとストップ高が15銘柄あった。為替は1ドル=112円台の円高に振れている。主軸株は仕掛けづらい。RSC(4664)、Santec(6777)、サイバーステップ(3810)、ブイ・テクノロジー(7717)、山王(3441)、プラッツ(7813)などが集中人気となっている。 |
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1月26日(木)午後6~8時、東京・日本橋兜町の内藤証券別館3階(貸ホール)において、杉村富生氏の新春講演会&未来経済研究所主催の新年会を開催します。参加費(3,500円)が必要ですが、とりあえず食事付き・『飲み放題』です。 |
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週明けの東京市場は売り物で始まっている。多難のスタートである。ワシントンでは抗議デモが相次ぎ、支持率は40%と異例の低さだ。ドナルド・トランプ大統領(第45代)が就任式を終え、「トランプ・GS&軍人政権」が動き始めた。要職を大富豪が占めている。しかし、NY市場はとりあえず、トランプ大統領を歓迎しているようだ。まあ、兜町には厳しいが、閣僚の顔ぶれをみると、ウォール街にはやさしいと思う。 ただ、再三指摘しているように、トランプ大統領の株価的な正味期限は就任式の1月20日まで(ピークはすぎた?)、その後はハネムーン期間(100日)が開ける4月20日前後にかけて”高値しぐれ”の状態になろう。もちろん、NYダウが勢い余って2万ドルの大台に乗せることはあり得る。だが、基本的には高値圏でのもみ合いだろう。その後は政策を吟味する段階に移る。 従って、当面は日本の株式市場の場合、上昇第5波突入に備え、テーマ性内包の三菱UFJFG(8306)、ナブテスコ(6268)、安川電機(6506)、などの押し目をじっくり拾うとともに、好業績・好需給のフリュー(6238)、スーパーバリュー(3094)などを攻める作戦が有効だ。薄商いだが、スマートバリュー(9417)も面白い。玉を欲しがっている形跡がある。 個別銘柄ではローツェ(6323)、日本アセットマーケティング(8922)に注目できる。ローツェは半導体、液晶の搬送装置を手掛けている。大口顧客は台湾企業だ。業績は連続最高益(2017年2月期の1株利益は160円の予想)を続けている。ips細胞の作業を自動化した装置「シェルキーパー」も有望だ。2018年2月期には子会社化したアイエステクノロジーがフルに寄与する。 日本アセットマーケティング(8922)はドンキホーテHD系のエルエヌが筆頭株主だ。発行株式数の49.1%を保有している。ビルの賃貸、不動産管理などをメーンビジネスとする。業績は好調だ。現在、無配だが、2017年3月期の1株利益は42円と予想されているほか、利益剰余金を158億円持っており、復配はいつでもできる。一方、株価は160円~170円がらみ。借入金517億円を抱えているとはいえ、ちょっと安すぎないか。 |
2017.01.20 個人投資家はすこぶる元気だぞッ! |
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NY市場はテクニカル的に、『売りが加速する状況』に陥りつつある。NYダウは下値支持線を下回った。ドナルド・トランプ大統領の歓迎相場は転機を迎えた?そうだと思う。もとより、筆者は『トランプ大統領の賞味期限は最短1月20日まで』と主張してきた。まあ、歓迎相場に限っての話だが…。 この動きを外国人主導の東京市場は無視できない。NY市場、東京市場ともに“高値しぐれ”状態である。ただし、個人投資家はすこぶる元気だ。1月19日、サイバーステップ(3810)、山王(3441)は5日連続のストップ高となった。サイバーステップは20日もストップ高だ。猛烈な買い気である。 1~2月は外部環境の影響を受けづらい銘柄を攻める、これが筆者の主張だ。いや、昨年の夏以来、これが基本的な戦術だが…。カジノ関連(本社のある苫小牧市がカジノ招致を推進)のフジタコーポレーション(3370)が急騰、イマジニア(4644)が切り返している。スマートバリュー(9417)はジリ高となろう。 19日にストップ高まで買われたイマジニアはLINEとの協業(スマホゲーム投入)が材料だ。アスカネット(2438)、Gunosy(6047)はそろそろ反発に転じるだろう。Gunosyは三菱UFJ証券が目標株価を『2,800円』に設定している。 反面、タカタ(7312)、東芝(6502)は絶対に買えない。この世界では“臆病さ”が身を守ることがある。改めて述べるまでもない。株式投資において、最大のリスクは『経営破たん』である。これを避けるには危ない会社に近づかないこと、これにつきる。 |
2017.01.19 トランプ大統領に振り回される金融市場! |
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基本的に、個別物色の展開だろう。こんな状況では主軸株は攻めにくい。外部環境があまりにも不透明である。テクニカル的には“踊り場”だ。加えて、相変わらずドナルド・トランプ大統領のコメントに一喜一憂し、マーケットは彼の言動に振り回されている。それに、為替は乱高下を繰り返している。 イエレンFRB議長の利上げ発言を受け、再び円安に振れているが、1月17~18日には仕掛けの円買いに1ドル=112円台の円高水準があった。仮に、この水準を突破されると、106~107円のレベルを覚悟しておく必要があろう。 Jトラスト(8508)が強い。2017年3月期は特別損失を計上、大幅減益を余儀なくされるが、2018年3月期はV字型の回復に転じる。1株利益は110~120円となろう。フリュー(6238)は2月末に1対3の株式分割を行う。もちろん、足元の業績は好調である。 思惑銘柄ではネクスグループ(6634)と協業のテリロジー(3356)が面白そうだ。1月18日にはストップ高の424円まで買われた。この日の終値は369円と、表面的には腰が弱いが、逆に突っ込み買いのチャンスと考えたい。上昇中の5日移動平均線の水準(355円)前後が押し目買いのメドになる。 |
2017.01.18 フリュー、スーパーバリューなどを攻める! |
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株式市場(相場)はやや波乱含みである。しかし、これはやむを得ない。円は1ドル=112円台に突入だ。日経平均株価、TOPIXなどは“高値しぐれ”状態に陥っている。NYダウもそうだ。ただし、上昇途上における調整局面であり、過度の悲観は禁物だろう。日経平均株価は『最も大きい』とされる上昇5波が控えている。日経平均株価は2018年にかけて2万3,000~2万4,000円(2017年度が20%増益との前提)がらみの水準があろう。 とはいえ、目先は“踊り場”だ。この局面では下値のメドを考えた方が良い。現在、日経平均株価の1株利益は1,170円前後である。これだと、PER17倍では1万9,907円になるが、16倍では1万8,720円、15倍では1万7,550円まで下がる。再三指摘しているように、日経平均株価のPERは13~17倍のゾーンで動いている。PER15倍水準はあながち無理な『目標値』(下値のメド)ではないと思う。 それに、警告した通りドナルド・トランプ大統領(1月20日就任式)の言動に振り回されている。なにしろ、世界最強のアメリカの大統領である。かつ彼は歴代の大統領と同様に、絶大な権限を有する。『変な人』とは言うものの、無視はできない。まあ、今後4年間、彼と向き合っていくしかない。なにしろ、アメリカは世界のGDPの24.5%(日本は5.6%)を占め、ドルは世界の為替取引高の43.8%のシェアがある。 ともあれ、当面はテーマ性を有する元気な小物のうち、より厳選されたスーパーバリュー(3094)、フリュー(6238)、フィット(1436)、山王(3441)、テリロジー(3356)、サイバーステップ(3810)、メタップス(6172)、菊池製作所(3444)、アドテックプラズマテクノロジー(6668)などを個別に攻める戦術が有効と判断する。 フリューはプリントシール機の国内トップ企業(シェア7割)である。2月末に1対3の株式分割を行う。昨年やはり、1対3の株式分割とM&Aビジネスの将来性を評価し取り上げたストライク(6196)と状況は似ている。スーパーバリューは埼玉県の食品スーパーだ。これまた、ファンドが介入し急騰した同業のベルク(9974)と株価の足取りが酷似している。 |
2017.01.17 テーマ性を有する元気な小物には買い気が沸騰! |
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すごい買い気である。いや、全般相場の話ではない。テーマ性を有する元気な小物のこと。日経平均株価、TOPIXは“高値しぐれ”状態に陥っている。しかし、小物は元気だ。1月16日(日経平均株価は192円安)にはストップ高銘柄が17銘柄あった。何ともはや、ここだけ見ていると、旺盛な物色意欲が沸騰している。大フィーバーである。 個人投資家は賢い。いち早く“トランプ離れ”、わが道を行く!といった感じではないか。買われているのはジャスダック・マザーズ銘柄が中心である。16日のストップ高のうち、東証1部はフリュー(6238)の1銘柄、東証2部はアドテック・プラズマテクノロジー(6668)、大和自動車交通(9082)の2銘柄のみ。 フリューは1月11日のマネックス証券のオンラインセミナーの『お年玉銘柄』として取り上げた。2月末に1対3の株式分割を行う。ジャスダック・マザーズ銘柄のエボラブルアジア(6191)、スーパーバリュー(3094)、山王(3441)、リファインバース(6531)、Gunosy(6047)は筆者の注目銘柄である。ストップ高にはならなかったが、リネットジャパングループ(3556)、さくらインターネット(3778)も大幅高となっている。 為替は1ドル=112~113円の円高に振れている。1月20日に就任するドナルド・トランプ大統領は何を言い出すか分からない。とはいえ、彼は世界最強(GDPシェアは24.5%、ドルの為替取引量に占める比率は43.8%)のアメリカ大統領である。その影響力は計り知れない。マーケット、及び企業は彼の言動に振り回されるだろう。 従って、個人投資家が海外情勢、為替、原油価格などの影響を受けにくい内需系の小物を攻める作戦は正しい。当面、“主戦場”はここになろう。主軸株については一貫して突っ込み買いの吹き値売り(安いところを買って、高いところを売る)戦術を!と主張しているではないか。 |
2017.01.16 タンス預金は危険だぞッ!そんなお金は株式投資に! |
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ちょっと、この話は怪しくないか。みんな「エッ?」と思ったに違いない。家に紙袋に入れて置いていた2億5000万円を盗まれたお医者さんがいた。千葉県市川市での出来事だ。まあ、ともあれ、家で高額の現金を保管するのは危険である。オレオレサギの被害に合うのは多くがタンス預金であり、火災、自然災害にも弱い。そんなお金は株式投資に振り向けるに限る。 主軸株では短期的には攻めづらいが、ソフトバンクグループ(9984)、ファナック(6954)、ソニー(6758)、キーエンス(6861)が抜群に強い。ソニーには外国人の買いが継続している。安川電機(6506)は右肩上がりの上昇波動を描いている。”順張りパターン”の銘柄である。ドナルド・トランプ大統領の政策はアメリカの製造現場でのFA、AI(人工知能)、ロボットの導入を加速する。 東証2部ではフュートレック(2468)、マーキュリアインベストメント(7190)、三精テクノロジーズ(6357)の値動きが良い。三精テクノロジーズ(6357)は出遅れている。黒田精工(7726)は底入れ完了、出直りの構え。エアバックの日本プラスト(7291→業績好調)の株価はタカタ(7312→業績絶不調)と並んでいる。これはおかしくないか。 マザーズではアスカネット(2438)、エボラブルアジア(6191)、アカツキ(3932)、シリコンスタジオ(3907)、リファインバース(6531)、ベステラ(1433)、GMO TECH(6026)の商いが弾んでいる。そーせいグループ(4565)はジリ高だ。この水準を抜けると、値は軽くなるだろう。 ジャスダックではAKIBAHD(6829)が大商いだ。SJI(2315)は100円台を奪回、アスコット(3264)は目先筋の投げが一巡、戻りに転じている。アズジェント(4288)は押し目買いのチャンスだろう。アズジェントはイスラエル・カランバセキュリティの自動運転車をハッキングから防御するための製品(CarWall、IoTWall)を取り扱っている。 |
2017.01.13 新刊のお知らせ『株は“金銀銅”銘柄で完勝だ!!』増刷決定! |
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弊書『東京オリンピックまであと3年 株は“金銀銅”銘柄で完勝だ!!』が株式会社すばる舎より2016年12月23日発売されました。全国の書店で発売中です。ぜひ、お買い求めを。ブックライナー(電話かFAX)もご利用できます。0120-39-8899(FAX:0120-39-8844) ドナルド・トランプ次期アメリカ大統領を歓迎する未曾有(みぞう)の猛反騰相場が展開されています。このチャンスをみすみす逃してはなりません。 【序 章】待望の『おもてなし相場』が幕開け! 第1部 強い株を徹底的に攻め、短期売買で利ザヤを稼げ! 第2部 長期投資は金銀銅の有望銘柄に的を絞れ! 【最終章】2017年相場の見通しと『市場別』メダル候補銘柄《厳選12》 |
2017.01.13 講演会情報を更新しました! |
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講演会情報を更新しました。ぜひご覧くださいませ。 |
2017.01.13 元気な小物(AKIBA、山王など)を! |
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全般相場(NY市場、東京市場ともに)は指摘の通り“高値しぐれ”状態に陥っている。この局面での最大のリスクは『トランプ大統領』である。彼の言動に振り回される展開が続くだろう。一時的にせよ、円高のリスク(1ドル=113円、場合によっては106~107円)が存在する。 従って、ここは引き続いて、テーマ性を有する元気な小物を攻める戦術が有効だろう。具体的にはAKIBAHD(6840)、アスカネット(2438)、トランザクション(7818)、ベルグアース(1383)、山王(3441)など。AKIBAHDはNVIDIAと提携、大きな相場が期待できる。 アスカネットは3D映像戦術に注目が集まっている。欧州のB社、日本のT社などが相次いで採用、いよいよ『現実買い』が始まるのか。トランザクションの材料は電子タバコである。アメリカ、中国などでは嫌煙ムードが高まっている。山王には水素関連技術の特許取得という材料がある。 なお、ジョージ・ソロス氏は今回の急騰劇において、10億ドル(約1,150億円)の損失を出したという。トランプ相場を読み違えたのが主因だ。プロ?も間違うことがある。筆者の知人にもこの3ヵ月で5億円の損を被った投資家がいる。ベアファンド(ETF)の買いとカラ売りによるもの。やはり、トレンドを重視するのは極めて重要である。ちなみに、現在の相場はテクニカル的には上昇5波動のうち、4波(調整局面)に入っている。 |
2017.01.04 緊急発売!2017年お年玉レポート! |
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ラジオNIKKEIから杉村富生先生特製レポート緊急発売! 「杉村富生・2017年お年玉レポート」 1月18日(水)発売! 商品内容! 激動の2017年相場を鋭く見通し、杉村さん独自の理論で賢い投資作戦を伝授するとともに、2017年の注目テーマ、注目材料、そして、大化け期待お宝銘柄を厳選して紹介!ラジオNIKKEIだけの完全オリジナルレポートです! おねだん、2,000円(税込) 送料が別途かかります ※杉村富生CDマガジン定期購読会員の皆様には、1月号お届け時に「杉村富生・2017年お年玉レポート」をもれなく差し上げます! お求めお問い合わせは ラジオNIKKEIさうんろーど TEL03-3595-4730 またはネットショップさうんろーど http://radionikkei.shop-pro.jp/?pid=111637395 まで |
2017.01.12 上場来高値銘柄を狙え!全般相場は4波(調整局面)に突入! |
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テクニカル的には上昇5波動の4波(調整局面)にある。従って、このもたつきはやむを得ない。しかし、このあとに5波(急騰局面)が控えている。さて、物色面では、先人は新高値銘柄を狙え!と教えている。徹底して強い銘柄を攻める!これは株式投資(短期・順張り)のセオリーである。筆者は上場来高値銘柄を狙え!と主張している。上場来高値銘柄は例外なくテーマ性を内包し、好業績、かつ好需給である。 具体的にはNDS(1956)、中村屋(2204)、かどや製油(2612)、川田TECH(3443)、アキレス(5142)、TOTO(5332)、フリュー(6238)、福島工業(6420)、安川電機(6506)、アルビス(7475)、トーホー(8142)、イーレックス(9517)、福井コンピュータ(9790)などがそうだ。FA、ロボットを手掛ける安川電機はソフトバンク(9984)とともに、『トランプ銘柄』の本命との見方ができる。 上場来高値銘柄ではないが、ソニー(6758)には強烈な外国人の買いが入っている。ソースネクスト(4344)は抜群に強い。自動運転関連の黒田精工(7726)はそろそろ下げ止まるタイミングか。昨年12月7日には706円の高値がある。下落率50%はちょっと売られ過ぎではないか。 アズジェント(4288)は三角もち合いを上放れ。イスラエルのカランバセキュリティが先のシカゴでのCES(国際家電見本市)において、自動運転車のハッキング防止システムを出展し話題を集めた。アズジェントはこの製品の国内販売を行う。 |
2017.01.10 講演会のお知らせ |
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今・来週の講演会のお知らせです。お近くの人はぜひ、ご来場ください。新春相場の見通し、注目セクター&活躍株などについて解説します。計は元旦にあり!といいます。この機会に2017年相場のデッサン、作戦の構築を。 ●1月10日(火)、午後4~5時、東京証券コンサルタント協会、中原証券9階において。参加には協会会員の紹介が必要です。 |
2017.01.11 おかしな値動きを見せる三精テクノロジーズ! |
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野崎印刷紙業(7919)、三浦印刷(7920)、光陽社(7946)など小ぶりの印刷株がにぎわっている。10日は3銘柄ともストップ高だった。2019年1月1日に計画されている元号の変更(特需発生?)を先取りしたものだろう。ただ、人気先行の面は否めない。深追いは禁物ではないか。 ディーリング銘柄ではFA、投影機などを手掛けるテクノホライゾン・HD(6629)が面白そうだ。自動運転に絡む画像処理システム(先進運転支援システム用非圧縮映像再生装置GT4A-1000B)を開発、目先筋の介入が期待できる。業績面は超低空飛行だが、中国事業の損失が一巡すれば黒字化する。 ソフトブレーン(4779)には、スカラ(4845)の買いが続いている。2016年6月末の持ち株比率は16%だったが、昨年末には47%に上昇しているという。スカラ側は2016年12月期の配当を10円(会社側は5円配当の方針)にするよう求めている。この交渉は決裂した。この際、スカラ側はもっと買い増し、50%超の株式を取得し、経営権を奪取する戦略が速いと思うが…。 三精テクノロジーズ(6357)がおかしな値動きを見せている。足元の業績は好調だ。2017年3月期の1株利益は80円がらみとなろう。配当は3円増の20円とする。株価は900円がらみ。舞台設備、遊技機ともに伸びている。1株純資産は1,398円ある。短期的にはPBR1倍水準が目標値である。 ソースネクスト(4344)、テラプローブ(6627)はじっくり狙える。昨年来、大きく水準を切り上げてきた。動きが止まると売りたくなるが、値幅を取るにはここで辛抱するのがカギだろう。ここで売っては『器用貧乏』といわれかねない。そう、相場格言では辛抱する木(気)カネが成る!という。 |
2017.01.10 もろもろの“うわさ”が飛び交うソフトブレーン! |
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やはり、個人投資家にとっての物色の主役はテーマ性を内包している元気な小物である。主軸株については徹底した突っ込み買いの吹き値売り作戦が有効!と主張している。主軸株の高いところを買うと、苦労を余儀なくされる。それに、なまじ『いい株』だけに、投げるに投げられず、傷を深くする。 その点、思惑銘柄は勝負が速い。やられた場合、持っていられない。従って、結果的に傷は浅くなる。ソフトブレーン(4779)は大株主の異動に伴うもろもろの“うわさ”が飛び交っている。外資系証券では2017年新春の『お年玉銘柄』と。業績的には2016年12月期に続き、2017年12月期も史上最高決算となる。事情通は『強力な筋が介入している』という。 フィンテック関連が久々に動兆しきりである。ロックオン(3690)、アイリッジ(3917)が強い。アイリッジはネックラインを上抜け。セレス(3696)は4万株の売り指値が立て続けに2回(計8万株)出たが、それを一気に消化した。この動きには期待できる。 |
2017.01.06 日米両市場ともに“高値しぐれ”の状態に! |
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2017年相場は大発会こそ、脱兎のごとく駆け出したものの、その後はやや“息切れ”のような状況に陥っている。為替は1ドル=113~118円ゾーンでの動きだろう。現状は円高に振れている。NY市場は“高値しぐれ”だ。まあ、急騰してきただけに、これはやむを得ない。東京市場も同じではないか。 物色面のテーマとしては引き続いてAI(人工知能)、自動運転、VR(仮想現実)がメーンであり、引き続いてテーマ性を有する元気な小物が主役となろう。主軸株は徹底して安いところを買わないと、苦労を余儀なくされる。要するに、基本は突っ込み買いの吹き値売り!である。 |
2017.01.06 『動き始めた汽車に飛び乗る』ためには…? |
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これは改めて述べることではないが、筆者は毎日、東証1部、東証2部、マザーズ、ジャスダックの市場別の売買代金上位銘柄(50傑)、上場来高値銘柄、ストップ高銘柄、5%超の株価変動銘柄などをチェックしている。『動き始めた汽車に飛び乗る』ためだ。この作業を続けることによって、初期波動の銘柄、および順張りパターンの元気な銘柄をピックアップできる。 ちなみに、好業績・好需給の上場来高値銘柄では、マルハニチロ(1333)、ダイドードリンコ(2590)、かどや製油(2612)、カゴメ(2811)、М&Aキャピタルパートナーズ(6080)、アルビス(7475)、福井コンピュータ(9790)などが強い。かなり上昇しているが、もう一段高がありそうである。 収益力と発行株式数の少なさを加味すると、自動車向け機械を手掛けるアビスト(6087)、プリントシール機シェア7割のフリュー(6238)、中学生向け学習塾を経営するステップ(9795)に妙味があろう。 |
2017.01.06 2016年の筆者の“成績”は76点? |
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例年、この時期は筆者の“成績”を自分なりに自己査定する。悪いと、落第である。そう、厳しい。成績とは?2016年の全市場ベースの値上がり率ランキング50傑をもとに、そのランク入り銘柄を講演会、ラジオ番組において推奨したり、雑誌などで取り上げたりした場合は『○』、全く無視した銘柄は『×』によって判定する。 結果は38銘柄を推奨、かつ取り上げていた。勝率は76%である。まあ、及第点ではないか。ただ、残念なのは第1位のジー・スリー(3647)を見落としたこと。しかし、これはやむを得ない。スタート時の株価は22円だった。ちなみに、筆者は原則として①株価が100円以下、②連結剰余金がマイナス、③営業損益が赤字…の銘柄は取り上げない。この臆病な姿勢が身を守る、と考えている。 このランキングにはIPO銘柄は含まれていない。筆者は昨年後半、リファインバース(6531)、農業総合研究所(3541)、WASHハウス(6537)、シンシア(7782)を強力推奨、それなりの成果を収めた。これらの銘柄を加えれば『80点』は取れたのではないか。 なお、直近のテーマ性を有する元気な小物では、リネットジャパングループ(3556)、サイジニア(6031)、フュートレック(2468)、日本サード・パーティ(2488)、テラプローブ(6627)、ゼンリン(9474)、セグエグループ(3968)、マイネット(3928)などに注目している。日本サード・パーティ、ゼンリンはいま話題のNVIDIAと提携している。 |
2017.01.04 謹賀新年!初商いはテラプローブ、ヒュートレック! |
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明けましておめでとうございます 本年もよろしくお願い申し上げます 2017年新春 さて、2017年相場は明るいスタートとなっている。2016年の大発会(日経平均株価は582円安の1万8450円)とは大違いである。再三指摘しているように、マーケットはグレート・ローテーション(大変革)の”波”に加え、ドナルド・トランプ次期アメリカ大統領の景気刺激策を評価している。今年前半はこの動きが継続するのではないか。 物色面ではテラプローブ(6627)、フュートレック(2468)などに注目している。テラプローブはマイクロン・テクノロジーの孫会社である。東洋経済新報社の会社四季報には「大幅減益」と記されているが、気にする必要はない。半導体業界は2017年に急浮上が期待できる。株価はこんな水準に放置されていることはないと思う。 日本サード、パーティ(2488)は騰勢が止らない。NVIDIAと統括サポート契約を締結している。NVIDIAはGPU(グラフィックプロセッサ)分野のリーディングカンパニーである。WASHハウス(6537)は出直りの構え。シャープ(6753)は意外な急騰劇が演じられそうである。 |
2016.12.29 お知らせ |
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当ブログは12月30~1月5日、正月休みのため休載します。今年1年、大変お世話になりました。来年も引き続いてよろしくお願い申し上げます。深謝合掌。良いお正月を。 |
2016.12.29 日米両市場ともに”高値しぐれ”に陥る! |
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NY市場、東京市場ともに”高値しぐれ”に陥っている。これはやむを得ない。年末だし、急騰の反動もある。為替は1ドル=116円台の円高だ。正月休みを控えているたけに、どうしても利食いが先行する。主軸株にはまとまった売り物が出ている。東芝(6502)が下げ止らず、タカタ(7312)はストップ高だ。何か、チグハグな感じがする。シャープ(6753)はジリジリと水準を切り上げている。これは理解できる。 狙い目はやはり、テーマ性を有する元気な小物だ。シンシア(7782)はコンタクトレンズの後発メーカー(生産は外部委託)だが、販路をドラッグストアに求めるなど、ユニークな経営を展開している。特に、カラコンはアジアでの評価が高い。若い女性は社名を良く知っている。アイフリークモバイル(3845)、ユークス(4334)は堅調だ。オルトプラス(3672)、インタートレード(3747),日本サード・パーティ(2488)はしっかり。Jトラスト(8508) の2018年3月期はV字型の回復に向かう。 イグニス(3689)が下げ止らない。12月29日には5960円の安値があった。12月15日には1万2680円の高値がある。下落率は53.0%に達する。秋元康氏との協業が進展しないことをイヤ気したもの。目先筋の投げもあろう。チャートは「ガックリ型」となっている。一時的に下げ止まったとしてももう一段安がありそうである。 |
2016.12.28 年末特有のペッタン、ペッタン(もちつき)相場! |
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ペッタン、ペッタン!忙しい相場である。年末特有の動きだが、今年は一段と荒っぽい。”もちつき”相場とは良く言ったものだ。アイフリークモバイル(3845)が切り返し、インタートレード(3747)は前日のストップ安が一転、ストップ高となった。オルトプラス(3672)は騰勢加速、シンシア(7782)はストップ高まで買われた。これらの銘柄には強力な手(仕手筋)が介入している。 主軸株ではシャープ(6753)に注目できる。2017年末にはインドネシア、インドなど人口16億人の国々がアナログ放送を停止、デジタル放送に移行する。テレビの買い替え需要が起こるのではないか。シャープとホンハイグループは自前のテレビ投入プロジェクトを着々と進めている。サムスンに対する液晶の供給中止はその一環だろう。 一方、今年のIPOでは前述のシンシアをはじめ、WASHハウス(6537)、マーキュリアインベストメント(7190)、リファインバース(6531)、インソース(6200)、ストライク(6196)、エボラブルアジア(6191)、アカツキ(3932)、中本パックス(7811)、農業総合研究所(3541)などが好成績だった。強い銘柄は2017年も活躍するのではないか。 |
2016.12.27 著作物情報を更新しました! |
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著作物情報を更新しました!是非ご覧くださいませ。 |
2016.12.27 2017年を見据え静かに行動を! |
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クリスマス休暇が終了、日本の家庭では新年を迎える正月の準備が始まるだろう。外国人はそろそろ2017年を見据え、動き始めると思う。外国人は今年1~9月に約6.2兆円売り越したが、10月以降は一転し2.7兆円の買い越しとなっている。さらに、日銀のETF買い(年間6兆円)は継続している。自社株買いは2015年が5.4兆円、2016年が5兆~6兆円、2017年は7兆円前後となろう。そう、需給は極めて良好である。 マーケットでは年末特有の荒っぽい展開がみられる。ここは2017年に活躍が期待できる銘柄をじっくり拾う作戦はどうか。具体的にはソースネクスト(4344)、テラプローブ(6627)、シンシア(7782)、農業総合研究所(3541),大黒天物産(2791)、オハラ(5218)などに注目している。 |
2016.12.26 株式投資は仕掛けのタイミングが肝要! |
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今年も余すところ数日である。8月以降、『12月30日の大納会の日経平均株価は1月4日の大発会の終値1万8,450円を上回って終わる』と主張、為替は『1ドル=115円前後になる』と唱えてきた。筆者の講演会に来場された人達はみんなご存じだが、当時はそろって『そんなバカな』と失笑されたものだ。しかし、現実はどうか。 かなり強気と思われた筆者の見方を実際は大きく上回っている。やはり、グレート・ローテーションの“波”に加え、ドナルド・トランプ次期アメリカ大統領(第45代)の効果だろう。この流れは2017年も継続する。このトレンドを見失ってはいけない。古来、続く流れに逆らうな、ついていくのが儲けの道!という。 ちなみに、7~9月に筆者は今回の猛反騰相場を予測するとともに、新刊の執筆を始めた。有言実行である。それが現在、好評発売中の『株は“金銀銅”銘柄で完勝だッ!!』(すばる舎)である。初版7,000部だったが、発売1週間にして早くも7,000部の増刷が決まった。この種の本は初版3,000部程度、1万部売れれば大ヒットといわれている。 まあ、何事もタイミングが大切である。正直、7月発売の『超高速取引に打ち勝つ株の“トリプル投資”大作戦』(ビジネス社)はあまり売れなかった。漁師は潮目を見る!というが、株式投資においても仕掛けのタイミングが大事ではないか。早すぎても遅すぎてもいけない。特に、遅れてはだめだ。兜町には、遅れたものは悪魔の餌食!との教えがある。 基本は『動き始めた汽車に飛び乗る』(短期・順張り)こと。すなわち、インソース(6200)、FVC(8462)、イワキポンプ(6237)、アサヒ衛陶(5341)、インタートレード(3747)、第一化成(4235)、オルトプラス(3672)などがターゲットになる。もちろん、“待ち伏せ”作戦も有効である。ただし、こちらは利食うのに時間を要する。 長期・逆張りの銘柄はJR九州(9142)、スマートバリュー(9417)、ソースネクスト(4344)、テラブローブ(6627)など。JR九州は2017年3月期の配当は37.5円だが、2018年3月期は90円(1株利益予想は300円⇒配当性向30%を公約)とする模様だ。3,000円前後をじっくり拾っておきたい。株主優待制度も評価できる。 |
2016.12.13 新刊のお知らせ『株は“金銀銅”銘柄で完勝だ!!』 |
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弊書『株は“金銀銅”銘柄で完勝だ!!』が株式会社すばる舎より発売されます。12月13日に配本予定です。今週中には全国の書店に並ぶでしょう。ぜひ、お買い求めを。ドナルド・トランプ次期アメリカ大統領を歓迎する未曾有(みぞう)の猛反騰相場が展開されています。このチャンスをみすみす逃してはなりません。 【序 章】待望の『おもてなし相場』が幕開け! 第1部 強い株を徹底的に攻め、短期売買で利ザヤを稼げ! 第2部 長期投資は金銀銅の有望銘柄に的を絞れ! 【最終章】2017年相場の見通しと『市場別』メダル候補銘柄《厳選12》 |
2016.12.22 短期的には高値もち合いの展開に! |
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年末に向けて、短期的には高値もち合いになるのではないか。円安はとりあえず、一服だろう。購買力平価(消費者物価ベース)では1ドル=118円台の円安は、プラス22%ゾーンに相当する。プラス、マイナス20%を考えると、目先は行き過ぎだ。10月以降、猛烈に買った外国人はクリスマス休みに入っている。ただし、下値は乏しい。自社株買い(今年度は7兆円)、GPIFなど公的年金の買い、日銀のETF買いが下値を支える。もちろん、押し目を待っている向きもある。 元気な銘柄ではFVC(8462)、クルーズ(2138)、Jトラスト(8508)、日本精機(7287)、ネクシィーズグループ(4346)、ブイ・テクノロジー(7717)などに注目できる。やはり、順張りパターンの銘柄が資金効率は良い。“待ち伏せ”は時間がかかるし、列車がいつ発車するのか、分からない。『お客さん、その列車は明日の始発電車ですよ。もうすぐ車庫に回送されます』では困る。 このほか、ワイヤレスゲート(9419)、インタートレード(3747)、富士通コンポーネント(6719)、デジタルデザイン(4764)などが強い。メタップス(6172)は大商いだ。 |