ワシントン=杉山正
2017年1月27日19時18分
米国防総省のデービス報道部長は26日、テロ容疑者に対する水責めなどの拷問について、マティス国防長官は容認する考えがないことを明らかにした。
デービス氏は「(議会上院での人事承認の)公聴会でマティス長官は国際法や米国法などを順守すると述べた。それは変わっていない」と述べた。
トランプ大統領は25日の米テレビのインタビューで、水責めを「絶対に機能すると思う」と指摘。容認する発言をした。マティス長官やポンペオ中央情報局(CIA)長官らに意見を求めるとし、「もし彼らがやりたいなら、できるようにしたい」と話していた。
水責めなどの過酷な尋問は、オバマ前政権が全面的に禁止していた。ポンペオ長官は就任前に水責めは違法ではないと発言していたが、公聴会ではトランプ氏に指示されても「絶対にやらない」と断言した。(ワシントン=杉山正)
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朝日新聞国際報道部