【Amazon.co.jp限定】セイレン 第2巻 常木耀 下巻(全巻購入特典:「描き下ろしB2布ポスター」引換シリアルコード付) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2017/05/03
- メディア: Blu-ray
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この記事には、多くのネタバレが書かれています。
2017年冬アニメ『セイレン』4話の感想、あらすじ、オススメ記事を纏めました。
郁夫、突然人格が変わる
「フン、フン、フン、フン、フ~ン♪」
何の脈絡もなく人格が変わってしまった郁夫。「ドコ? ドコ? ドテラガール」の発言など、この人は急に壊れますね。最初はクールな性格だと思っていたんだけど、彼のキャラが段々と分からなくなってきました。
郁夫「お前、好きな子はいるか? どぉ~なんだぁ~」
郁夫「(斜め下から片目を瞑って)んん~?」
郁夫「正一にも好きな子が出来るといいなぁ~」
う~ん、やっぱりキャラが変わってる気がするw 好きな子が出来て浮かれているのは分かるけど…って、パンダココアの値段500円なの!? たっか。この子達、お金を沢山もってるなぁ…。
常木編の最終章でも、この意味不明の出だし。流石です。
セロリと、人参と、ポンプ小屋の変態行為
正一「常木さんが彼女とか、俺の妄想も末期症状だな…」
正一がいきなり妄想し始めたけど、先週の壊れっぷりからすると、物足りなさすら感じます。彼にしては、まだまだ可愛げがあるレベルですし。
常木さんに校舎裏へと呼び出される正一。
常木さん「夏期講習で一緒だった事は、内緒にしてくれる? 今、嘉味田君と一緒だった事が、由貴絵にバレるとまずいのよ」
正一「お、俺との噂が立つと、完全に荒木先輩を高遠さんに取られるから?」
常木さん「由貴絵に夏期講習の話をしたら、いい出会いがあったのか訊かれて、意外とあの子勘がよくて、仕方ないから鹿が沢山いたって…」
常木さん「もう、これ以上誰かを疑いたくないの!!」
正一も言っていましたが、訳が分からない返事ですねw
常木さん「文句があるなら、ジャージ返さないから」
正一「俺だって、どういう事か説明するまで、受け取らないからな」
ジャージを巡る痴話喧嘩に割って入ったのが、新キャラ・上崎真詩。OPで目立っていた子なので、後期でメインヒロインになるのかな? 驚きつつも、イヤミの「シェー」みたいなポーズを取っていましたねw あのリアクションから、どういうキャラクターなのかが想像できます。
風紀委員の彼女は、カップルに人気の「校舎裏」「ポンプ小屋」を見回っていたらしいです。
正一「ポンプ小屋とか、何考えてるんだ?」
ポンプ小屋に忍び込むのって、変態紳士が引くほど異常な事なんだ。
真詩「実は、兎小屋でカップルを見つけたんですけど」
真詩「セロリと人参でエッチな事を!!」
真詩「夏休み前は、風紀委員長に不正バイトを報告してくれた、真面目な生徒だったのに…」
常木さんのバイトをチクった奴が、兎小屋でとんでもない変態プレイをしているのか…。
手下となり、無視されると、苦笑いするしかなくなる
常木さん「由貴恵、話があるの」
シリアス顔で人参をくわえたまま、壁ドゥォーンをしていた高遠さんが振り返ります。意味不明過ぎて視聴者的としても、どう反応したらいいのか分かりませんねw
正一「荒木先輩、何してるんですか?」
荒木先輩「由貴恵ちゃんと兎ごっこしてたら、人参を口移しで食べさせてあげるって言われて…」
今回も飛ばしていくなぁw
ここで荒木先輩は、正一に「両手に花だな」といってるし、高遠さんには最初から勝ち目がなかったようですね。
高遠さん「嘉味田君、荒木先輩と仲良かったんだね」
正一「ああ中学時代に、」高遠さん「それで? 話ってなに?」
手下みたいに連れてこられたりするし、さっきから正一の扱いがひどいw
高遠さんは事も無げに、風紀委員に密告した事を認めます。
高遠さん「荒木先輩、ひかりに気があるようだから、邪魔だったのよ」
平然と言ってくれる。それで怖い人だなぁと思っていたら、二人とも何故か穏やかな口調になっていきました。
ドロドロとした展開になると想像していたんですが、彼女達はあまり気にしていないようです。
高遠さん「まさか、ズルイとか言わないよね?」
常木さん「由貴恵にそれだけ、好きな人ができたって事なんだと思う」
常木さん「この話は、これでおしまい」
あんな事されても恨みっこなしって、常木さんはサッパリとした性格してるなぁ。
高遠さん「嘉味田君ゴメンね~。ひかりに疑われて、怖かったでしょ~う?」
正一「別にいいよ。それに荒木先輩に人間の彼女が出来るなら、俺も応援するから」
正一が、不穏な一言を残します。人間以外の彼女って、一体なんなんですかねぇ?
もぐもぐ、ゴックン、海へ行こう
「密告したのでは?」と疑った事のお詫びに、常木さんから手料理を振る舞われる正一。
常木さんは、正一と付き合っているという噂が立つと、彼に迷惑をかけるから、あえて冷たくしていたのか。
正一「なんか、俺を巻き込まないように、考えてくれてたんだ。常木さん、優しいんだね」
常木さん「うっ(ポッ)」
もはや落ちる寸前、というよりもう完全に落ちてるw
常木さん「海に言った幼なじみが大人になって、私だけ置いてけぼりにされたみたい」
正一「もぐもぐもぐもぐ(考え中)」
正一「ゴクリッ(考え終える)」
正一「常木さん。今から海に行こうよ。俺たちも大人になれるんだ…」
彼は、キメ顔でこう言った。
「ボールは友達、怖くない」なんて言ってる人は、ちょっと怖い
夕日が映える景色の中で、寄り沿って歩く二人。普通にいい雰囲気だったのですが、
正一「キャッチボールする?」
何で、突然キャッチボールを勧めるw 女子高生は、そんなところでキャッチボールをしたくないと思うw
常木さん「それ(ボール)って…」
正一「常木さんと会えるかもしれないって、あの後も何度もプールに行ったんだ。その時、拾ってきたやつだよ」
それって、人の物なんじゃ? 勝手に持って帰ってきちゃっていいの?
常木さん「もう、そんなに無理して拾わなくても」
彼は海に落ちたボールを、びしょ濡れになりながら拾いにいきました。
正一「常木さん、花火もバーベキューも出来なかったから、せめてキャッチボール」
正一「せめてキャッチボールは続けたくて」
何故、そこまでキャッチボールに執着する?w 夏の思いで作りなら、花火とかすればいいのに。
常木さん「あはははは、もう、おかしいんじゃないの?」
でも、正一らしいといえば正一らしいですねw この後、都合よく波がブサァ~ときて、常木さんもビショ濡れになってしまいます。
常木さん「実は最近、制服のままお風呂に入るのに夢中なんだ」
正一「い、家のお風呂の話の話だよね?」
常木さん「あ、当たり前でしょい!? 余所じゃ無理よ!!」
正一「いや、そういう問題じゃなくて変だから」
常木さんも、いきなり何を言い出すんだw
浜辺で走り回ったり、二人してずぶ濡れになったりするのは、青春もののテンプレだけど、『セイレン』だとこうなっちゃうんだなぁw
常木さん「だって、気持ちいいんだもん。否定するなら、嘉味田君もやってからにしてよ」
正一に毒されてきましたね。彼とお似合いになってしまったな。
正一「それに自分の制服じゃ、あんまり楽しめそうにないなぁ」
本音ダダ漏れ状態。オープン過ぎやしないか?w
常木さん「そっか。じゃぁ、金曜の夜に、十萌さんの制服でチャレンジすればいいじゃん」
正一「あっ、そうか(納得)」
常木さん「十萌さんの制服でお風呂に入ったら、最高に背徳感あるよね?」
正一「うぅ(高揚)」
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口と耳を塞がれ海に沈められる、正一
でも、正一が海で押し倒されてからは、雰囲気が一気に変わりました。とはいえ、やっぱりどこか変だったけど。
常木さん「校舎裏の嘉味田君、男らしかったよ」
正一「み、耳に砂が入って、よく聞こえない…」
常木さん「じゃぁ、取ってあげる」
正一「(海中にて)なんだこれ? 耳と口を塞がれている」
それからキスをする訳ですが、あり得ないほど水かさが増していたのは、正一のイメージだったのかな。幻想的なようなシュールなような、微妙なことになっていました。
キスシーンの最後で、ズームアウトした時の絵は、間違いなくシュールだったけどw あの時、耳も塞がれていたのかと思うと笑えてきますw
制服が濡れてしまったので、またまたジャージに着替える常木さん。
常木さん「初めて家の外で過ごして、親のありがたみが分かったの」
常木さん「私、これといって自信があることが無かったのね」
意外だ。自分に、自信を持っているタイプかと思っていた。
常木さん「だけど、嘉味田君がおいしそうに私の料理を食べてくれて、すごく嬉しかった」
常木さん「だから、もっと自信が持てるように、真剣に料理を勉強したくなったの」
常木さん「オーナーに、住み込みで料理の勉強をさせてくれる店を、紹介してくれるように頼んだんだ」
常木さんは、夏期講習にきた理由を尋ねたとき、言い淀む正一を見て少しムッしていました。自立心が強いから、ああいった態度を取っていたんですね。
彼女は、たまにめちゃくちゃな事をするけど、思ったよりもしっかりとした人でした。
常木さん「嘉味田のおかげで決められたんだよ」
常木さん「ただ、その店は遠いから、卒業後は嘉味田君と会えなくなると思う」
正一「でもまだ、卒業まで一年以上あるよ? その間だけでも俺は常木さんを」
常木さん「私、誰かに幸せにされるより、自分の料理で誰かを幸せにしてみたいの」
常木さん「それに、一年だけ付き合って『それから』は…、中途半端はいや」
常木さんを止められない事がわかり、悔しがる正一。
自分のふがいなさに気づいて、常木さんの選択を受け入れる描写は、不覚にも見入ってしまった。
何を考えているのか分からないところがあるので、彼の事を『ちょっとおかしな行動を取る面白い奴』だと思っていたんですけど、このシーンで見直しました。
常木さん「ありがとう。私頑張るから」
正一(その時、俺は初めて、彼女の心の声が聞こえた気がした)
最大瞬間風速の感動シーン、一瞬で終わりを告げる
高遠さん「なんで私が赤ちゃん役なの!! ウサギとママゴトなんて、やってられるかぁ!!」
この作品最大の闇・荒木達也に触れたため、高遠さんは生涯消える事のない十字架を背負ってしまいました。
彼女は、ケモナー…というかガチの獣好きを手に入れるために、ウサギと戦い、そして敗れ去ったのです…。
荒木先輩「そんな事言ったってなぁ…。お母さん役は、お前(ウサギ)しかいないよなぁ」
もっと、人間に興味を持った方がいいゾ☆
5年後
正一が進路を決めて、勉強に身を入れていたシーンから、一気に5年ほど経ちました。
大学生になった彼は、給食センターに内定をもらって、管理栄養士を目指しているようです。
店長「ヘルプが来るに決まっるだろ?」
店長「昔、ここでバイトしててさ。スペインの修行から帰ってくるんだ。今はオムレツと、鹿料理が得意なんだって」
店長「今日、ランチが終わったら、顔を出すって言ってたなぁ」
常木さん「大学生のバイトって、君なの?」
正一「ああ、俺だよ」
この終わり方よかったなぁ。
ただ、「中途半端なまま終わった」とか、「もっとイチャラブを見せて欲しかった」と思う人もいるようです。
僕は、お互いに受けた影響を、お互いに昇華させていている、いい終わり方だと思いました(荒木という名の闇は除く)。
それにしても常木さんは、鹿のトラウマを料理する事で克服した訳か。最後まで、豪快な人でしたねw