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【芸能・社会】

「伊賀越道中双六」再演 吉右衛門「よく書けた戯曲」

2017年1月28日 紙面から

意気込みを話した中村吉右衛門(中央)ら

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 2014年12月に国立劇場で44年ぶりに上演され、読売演劇大賞を受賞するなど高い評価を得た歌舞伎公演「通し狂言 伊賀越道中双六」が、3月に同じ配役で再演されることになり27日、東京・紀尾井町のホテルニューオータニで製作発表が行われた。

 敵討ちに恋模様も絡んだ埋もれた名作で、今回は86年ぶりに「円覚寺の場」を復活させるなど、同劇場開場50周年の最後を飾る。初代と実父の白鸚(はくおう)を手本に唐木政右衛門を演じた中村吉右衛門(72)は、「あっという間に3年。月日がたつのは早い」と感慨深げ。「敵討ちは今はありませんが、娘を殺された親御さんの気持ちは、いつの世もあると思う。よく書けた戯曲だと思う」と話し、今回も観客の心にしみいる演技を目指すという。

 中村歌六、中村雀右衛門、中村又五郎、中村錦之助、尾上菊之助ら。3月4〜27日。

 

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