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【プロ野球】

藤浪、WBC球の相性バッチリ 殺人ツーシーム投げるで〜!!

2017年1月27日 紙面から

ブルペンでWBC球を投げる阪神・藤浪=鳴尾浜で(北村雅宏撮影)

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 阪神の藤浪晋太郎投手(22)が26日、鳴尾浜球場でブルペン入りし、WBC公認球を使って変化球も交えて60球のピッチングを行った。

 WBC公認球は藤浪の持ち球であるツーシームに“殺人的”な変化がついた。「左(打者)の外にも使いますし、右(打者)の内(内角)にも使いますよ。両方使えます」と手応えを口にした。

 縫い目が高く、球の重心も芯からズレているとされ、投げ方が同じでも曲がり幅は異なる。この日のブルペンでも、右打者の内角を想定してツーシームを投げ込んだ。数球はシンカーのように沈んで落ち、捕手を務めた小豆畑が捕球にひと苦労する場面もあった。

 今オフ、ともにトレーニングに励んだレンジャーズ・ダルビッシュも同球種の使い手で、右打者の膝元に食い込む“魔球”で空振りや鈍いゴロを量産。打者の踏み込みを甘くさせることで、外角球をより生かすことができる。敵を圧倒する様は“殺人ツーシーム”と呼ばれるほど。「曲がり幅も気にしないことはないですけど、切れ、球の強さを意識したい」と藤浪。今後も精度を高めることに専念する。

 チームより一足先に“開幕”を迎えるが、3月7日のWBC初戦を逆算しての調整に急ピッチ。侍に欠かせぬ戦力になる虎のエースが着々と準備を進めていくことになる。 (山本真吾)

 

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