僕がKindleで電子出版しているプログラミングの入門書には実は英語版がある。英語版の方を先に出版したので日本語版もある、といったほうがいいのかも知れないが。
米国アマゾンで'lisp'と検索すると現時点で上から4番目に来る。
一応5つ星も2つもらった。どうもちゃんと読んでくれているかどうか不安になるようなレビューなのだが、とりあえず話にもならないゴミ本ではないということは伝わると思うので有り難い事だ。
もちろん分野がマイナーなので、検索で4番目に来て5つ星をもらったからと言って特に売れているわけでもない。まあ、Amazonの検索で4番目に来るくらいには売れている(電子出版をした事がある人はこれがどれくらいの量であるかよくわかるはずだ)。
さて、この本は英語で書いたものだから一応世界中で読まれているということになる。
大体アメリカで売れるのが7割くらいなのだが、残りは世界のいろいろな地域でダウンロードされる。
今日はインドにいるだれかが僕の本をダウンロードしてくれたらしい。
僕の本をダウンロードしてくれたインド人は今、何をしているのだろうか?
インドの人口は12億人いるという。
今までインドで本が売れた事はなかったので、僕の本をダウンロードしてくれたインド人というのはその12億人の中で初めて僕の本を読んだインド人という事になる。
なんだかすごいのかすごくないのか分からない話だ。
そのインド人の方は、自分がこの本を読んだ最初のインド人であるなんて思っても見ない事だろう。
電子出版した本
多分、世界で一番簡単なプログラミングの入門書です。プログラミングの入門書というのは文法が分かるだけで、プログラムをするというのはどういう事なのかさっぱりわからないものがほとんどですが、この本はHTMLファイルの生成、3Dアニメーション、楕円軌道の計算、 LISPコンパイラ(というよりLISPプログラムをPostScriptに変換するトランスレーター)、LZハフマン圧縮までやります。これを読めばゼロから初めて、実際に意味のあるプログラムをどうやって作っていけばいいかまで分かると思います。外部ライブラリーは使っていません。
世間は英語英語と煽りまくりですけれども、じゃあ具体的に英語をどうするのか?というと情報がぜんぜんないんですよね。なんだかやたら非効率だったり、全然意味のない精神論が多いです。この本には僕が英語を勉強した時の方法が全部書いてあります。この本の情報だけで、読む・書く・聞く・話すは一通り出来るようになると思います。