だいたひかる、壮絶な乳がん闘病生活明かす「私死ぬんだって…」

2017年1月27日22時2分  スポーツ報知
  • だいたひかる

 お笑い芸人のだいたひかる(41)が27日放送のフジテレビ系「金曜プレミアム・キテレツ人生!消えた芸能人一斉捜査SP」(後7時57分)に出演し、壮絶な闘病生活の全貌を明かした。

 2016年1月に乳がんであることが発覚。「家系で乳がん私が初めてなんですよ。だからまさか私がって思いました」と話しただいたは、診断された時「痛くもかゆくもないし、しこりって言われても分からなかった。間違いじゃないかなって思いました」と説明した。3センチと言われたしこりに直接針をさして細胞をとる検査を行い「だんだん自分が患者になっていく…」と振り返った。

 さらに、2003年に結婚したアートディレクターの小泉貴之さん(40)に支えられるも、担当医から夫婦で来て下さいと呼び出された時、「もうだめかなって、(がんを告げられ)重要な事を言われているのは分かるんですけど衝撃が大きすぎて何を言ってるのか分からなかった。ずっとお経を聞いているみたい。がんって言うのが凄く強いじゃないですか。私死ぬんだって思った」と話した。幹部切除か乳房全摘出かの手術を迫られ「体の一部なんで、寂しかった。普通にできていたことができなくなるんだって。変な話ですけど『おすすめはなんですか』って聞いたら、全摘出って言われた、その時は涙が出た」と右乳房の全摘出を決意した。

 病気であることを告げられただいたは「こんなに鎖骨出てたっけ?とかどんどん体を調べ始め、しこりができているんじゃないかって。おかしくなってた。それを先生に聞いて『骨だよ』とか「痣だよ」とか不安を払拭してくれた」と当時の不安を語り「胸を全部取るのは寂しいことなので、二人で一緒に写真を撮ろうって言って一緒に撮りました」と夫婦で一緒に写真を撮ったことを打ち明けた。

 2月に右乳房全摘出すると、3センチと言われていたしこりが5センチと判明、さらにリンパ節への転移も分かり「手術終わって、悪いところ取れたって思ってたけど、転移したら抗がん剤って聞いてたのでまだ地獄が続くのかって」と話した。当初は抗がん剤治療を拒否したことを明かし、その理由を「全部の細胞を攻撃してしまうので先生にはやりたくないと言った。全摘出よりも怖かった。後で(抗がん剤治療を)やっとけばと思うと思ったのでやりました」と治療を決意した心境を明かした。半年間、髪が抜けるなどの副作用があり、後半には歩くことすらつらい関節痛に耐えた。現在は3か月に1度定期検査に通い、1日1錠ホルモン剤を服用する生活を送っているという。

 だいたは「一人でいたら手術も抗がん剤もしないで、それが自分の寿命だと思って何もしなかった。だから命の恩人だと思ってる。二人で健康に笑って1年を過ごせますように」と持ち前の明るさで励まし続けた夫に感謝し、夫婦の健康を願った。

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