初級部1年生だった筆者の娘が大阪府庁の前で読み上げたアピール文
私はこの国の司法が本当に残念でなりません。とうとう、司法が権力に侵されたからです。
不当敗訴――この言葉を目の当たりにした瞬間、すでに怒りを通り越していました。
2011年の秋から朝鮮学校の子どもたちだけが「高校無償化制度」から除外されて早6年。補助金に関しては2013年からの4年間、ただただ、大阪府・大阪市の不当な弾圧に反対すべく私は母親として何をするべきなのか――そればかり考えていました。
2012年4月から始まった日本人の有志の方々による「火曜日行動」にも率先して参加してきました。
うちの娘はちょうど初級部1年生。2年生へ進級する直前の春休みには、親子揃って参加もしました。
私がアピール文を書いていると「ミユも書く~」と言って真似して書き、府庁前で自らアピールしました。決して強制ではなく。
5年生になった今、だんだん事の重大さが分かるようになると一緒に付いてくることもなくなりましたが、子どもとしてこうした親の行動をどのように思っているのでしょう。
そうするうちに私が分かったことを子どもに話しました。
「よく、イジメは虐められる側にも問題がある、なんて言われることがあるかもしれない。でも、それは違う。イジメはいじめる人間が100%悪い」と教えます。
虐められる側に問題があるというのは、言い訳にすぎないと。
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