2013年7月に第1期が放送され、
第17回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞を受賞した。
有頂天家族は、「四畳半神話大系」などでおなじみ森見登美彦さんによる
小説を原作としたアニメ。
そしてついに2017年4月に「有頂天家族2」として豪華キャスト・スタッフが
共に帰って来た!!
有頂天家族2
新キービジュアル↓↓
ストーリー
「人間は街にに暮らし、
狸は地を這い、天狗は天空を飛行する。」
京都・下鴨神社、糺の森に暮らす下鴨家。
狸界の頭領であった今は亡き父・総一郎の血を継ぐ四兄弟たちは、
タカラヅカ命の母を囲んでそれなりに楽しく暮らしていた。
総一郎の「阿呆の血」を色濃く継いだ三男・矢三郎を中心に起こった狂乱の一夜。
次期「偽右衛門」選出も。叔父・夷川早雲の策略も、
そして「金曜倶楽部」との一幕も、全てが一陣の風と共に京の夜空に飛び去った
あの日から季節は流れ、洛中に心地よい香が溢れる若葉の候。
毛玉たちは尻の冷えを気にもせず、うごうごと動き出す。
天狗に拐かされ神通力を得た人間の美女・弁天は京を離れ、
愛弟子である弁天に恋焦がれる隠居中の大天狗・赤玉先生こと如意ヶ嶽薬師坊は、
寂しさと不機嫌を撒き散らしながら相変わらずボロアパートの万年床で、
赤玉ポートワインを啜る日々を送っていた。
そんな折、赤玉先生の息子であり、壮絶なる親子喧嘩の末、敗北し姿を消した
「二代目」が英国紳士となって百年ぶりに帰朝を果たす。
大驚失色。驚天動地。吃驚仰天
天狗界、そして狸界を揺るがす大ニュースは瞬く間に洛中洛外へと広がった。
京の町を舞台に、人と狸と天狗の思惑が渦巻く毛玉絵巻第二集、ついに開幕!
スタッフ・キャスト情報....
原作:森見登美彦(『有頂天家族 二代目の帰朝』幻冬舎
監督:吉原正行
シリーズ構成:檜垣亮
キャラクターデザイン・総作画監督:川面恒介
制作:P.A.WORKS
声優:櫻井孝宏、諏訪部順一、吉野裕行、中原麻衣、能登麻美子、井上喜久子、梅津秀行、西地修哉、畠山航輔、佐倉綾音、樋口武彦、間島淳司、日笠陽子、中村悠一、島田敏
主題歌情報
OP:milktub「成るがまま騒ぐまま」
ED:fhána「ムーンリバー」
放送情報
4月9日よりTOKYO MX、KBS京都・北日本放送他にて放送開始
スタッフコメント
原作者・森見登美彦
「また映像化しにくいものを書いてしまった」
それが続編を書き上げたときに思ったことです。
不器用な原作者である私は制作陣への適切な配慮を忘れ、
おのれの荒ぶる妄想をおさえることができませんでした。
これから制作陣の皆様が立ち向かわねばならぬ幾多の困難を想うにつけ、
慚愧の念に耐えません。暴れん坊な原作者をお許しください。
略儀ではありますが当コメントにて謝罪の意を表するとともに、
第一期を凌駕する傑作の誕生をお祈り申し上げます。
監督・吉原正行
「有頂天家族2」のみどころは、魅力的な新キャラクター達です。
ぜひ一期を見て、読んでいただいてから、この新しい世界を堪能してほしいです。
アニメーションプロデューサー・堀川憲司
原作第二部の映像化には、前作以上の冒険と覚悟が必要だと思いました。
アニメは作りたいけれど、浮かれて足を踏み外せば鉄鍋の底に転がり落ちるだろう。
柔らかな毛玉に包まれた世界で、もう一度前作の幸福感を味わいたい。
かと言って蜘蛛の糸を掴み損ねれば、地獄絵の業火に焼かれるやも知れぬ。
そんなこんなでモヤモヤしているうちに、身の内からプツプツと湧き出してくる
阿呆の血の囁きが、どんどん大きな歌声になってきました。
いつでも波風立てるよ、ずんずん立てるよ、いつでも平和を乱すよ、がんがん乱すよ♪
この歌を口ずさむだけで、
いまは金曜倶楽部の鍋の縁でも笑って踊れる気になっています。