白ニキビから赤ニキビになったら、炎症を起こしている状態なので1日も早く治す事が重要です。しかし、そのためには原因も知ったほうが良いので、赤ニキビの原因と治し方を詳しく説明しましょう。
アクネ菌の存在
ニキビの原因と言われているのが『アクネ菌』で、このアクネ菌が原因で赤ニキビを発症してしまいます。所で、このアクネ菌というのは、善玉菌と悪玉菌があるので、全てのアクネ菌が悪い存在という訳ではありません。
普段から私たちの体に生息している菌を『常在菌』と呼び、アクネ菌も常在菌なので、アクネ菌がいるから赤ニキビになる訳ではありません。問題となるのはアクネ菌が増えすぎたら皮膚に悪い影響を及ぼして赤ニキビになるので、アクネ菌が増え過ぎなければ赤ニキビを防げるという事です。
アクネ菌を増やさない方法
アクネ菌を増やさない方法はいくつかありますが、最も注意して欲しいのが皮脂の過剰分泌です!なぜなら、アクネ菌は皮脂をエサにして増殖していくからです。皮脂が過剰分泌する原因もいくつかあるので、その原因を知らなければアクネ菌を増やして赤ニキビになってしまうので、その原因を紹介します。
- 偏った食生活
- 睡眠不足
- 洗顔のし過ぎ
- ストレス
やはり美容や健康では基本中の基本と言えますが、食生活・睡眠・ストレスは重視しなくてはいけないポイントですね。肉ばかり食べていたら皮脂が過剰分泌されますし、ストレスをためたら自律神経が乱れて男性ホルモンが増える事により皮脂が過剰分泌されます。睡眠不足になったら、この場合も皮脂が過剰分泌されます。そして洗顔のし過ぎでも皮脂が過剰分泌されてしまうので注意が必要です。
赤ニキビになる仕組み
ニキビになる最初の段階が白ニキビで、これは何かの原因で毛穴が詰まると発症してしまいます。この白ニキビについて詳しく知りたい方は、下のリンク先で白ニキビの事が詳しく書かれてあるのでクリックしてみて下さい。
白ニキビで毛穴が詰まってしまったら、毛穴の中は出口がなくなってしまい皮脂が排出されづらくなります。そこの中へアクネ菌が増殖し始めます。実は毛穴が詰まっている中で皮脂がたまっている状態はアクネ菌にとっては天国のような状態なのです。
それはなぜか?アクネ菌は皮脂をエサにしている上に、空気を苦手にしているからです。毛穴が詰まっている中で皮脂が溜まっている場所は、アクネ菌に「どうぞ、ここで増殖して下さい」と言っているようなものです。そのため皮脂を過剰分泌させないで、毛穴をつまらせないようにして下さい。
アクネ菌の全てを退治しない
アクネ菌には善玉と悪玉の2種類が存在する事は説明した通りですが、それでは善玉と悪玉はどのような違いがあるのでしょうか?実は善玉のアクネ菌は肌を弱酸性に保ち病原菌の繁殖を抑える働きがあって、悪玉のアクネ菌は『遊離脂肪酸』という有害物質を排出して肌が炎症する働きがあるのです。分かりやすく言えば、肌を守るガードマンが善玉のアクネ菌で、肌を攻撃する強盗団が悪玉のアクネ菌と思って良いでしょう。
そのため全てのアクネ菌を退治しようとして、しつこく洗顔しようとしたら、肌を守る善玉のアクネ菌までいなくなるので注意して下さい。
顔以外の場所のニキビ
ニキビの原因の多くはアクネ菌ですが、もしも顔以外の場所でニキビが出来る場合は『マラセチア菌」の可能性が高いです。このマラセチア菌は、厄介な事に自然治癒では治りにくいニキビになります。
そのため顔以外の体でニキビが発症した場合は皮膚科で診てもらったほうが良いです。このマラセチア菌も皮脂や湿気の多い場所を好むので、皮脂の過剰分泌に気を付けるようにしましょう。
赤ニキビの原因と対策のまとめ
赤ニキビになってしまう原因の多くが、アクネ菌ですが、アクネ菌には善玉と悪玉があります。そのためアクネ菌全てを退治しようとするのは間違っています。
善玉のアクネ菌だけを増やしていくのが重要ですが、そのためには白ニキビを発症しない事が重要です。白ニキビになってから赤ニキビを防ぐ方法もありますが、そのためには特別の化粧水を購入する必要や、抗酸化物質を摂取する必要があります。
白ニキビから赤ニキビを防ぐよりも、白ニキビにしない予防法が楽なので、やはり皮脂の過剰分泌と毛穴を詰まらせない事が何より簡単な予防法なのです。