「やまゆり園」建て替えの基本構想策定延期へ
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去年、殺傷事件が起きた相模原市の知的障害者施設の建て替えに向けた県の構想案に対して、障害者団体などから地域に根ざした小規模な施設を複数作るべきだといった反対の意見が出ていることから、神奈川県は、今年度中としていた基本構想の取りまとめの期限を、ことしの夏ごろまで延期することを決めました。
27日、神奈川県庁では、去年7月に入所者など46人が殺傷された知的障害者施設「津久井やまゆり園」の再建について検討する会議が開かれました。
県は、施設の全面的な建て替えを決め、これまでと同様に150人程度の規模を想定した構想案をまとめていますが、これに対し障害者団体などからは「小規模な施設を複数作り、入所者が地域に根ざした生活を送ることができるようにすべきだ」などと、反対の意見が出ています。
27日の会議では、県の構想案にこうした意見を適切に反映させるためには、一定の議論が必要だとして、今年度中としていた基本構想の取りまとめの期限をことしの夏ごろまで延期することを決めました。
県は、改めて入所者の家族や障害者団体、それに、障害者施策の専門家などから意見を聞くなどして、基本構想をまとめたいとしています。
黒岩知事は「障害者とともに生きる社会の実現を目指して、多くの意見を聞いて納得がいく議論を進めたい」と述べました。
県は、施設の全面的な建て替えを決め、これまでと同様に150人程度の規模を想定した構想案をまとめていますが、これに対し障害者団体などからは「小規模な施設を複数作り、入所者が地域に根ざした生活を送ることができるようにすべきだ」などと、反対の意見が出ています。
27日の会議では、県の構想案にこうした意見を適切に反映させるためには、一定の議論が必要だとして、今年度中としていた基本構想の取りまとめの期限をことしの夏ごろまで延期することを決めました。
県は、改めて入所者の家族や障害者団体、それに、障害者施策の専門家などから意見を聞くなどして、基本構想をまとめたいとしています。
黒岩知事は「障害者とともに生きる社会の実現を目指して、多くの意見を聞いて納得がいく議論を進めたい」と述べました。