次の時代の宇宙探査に向けた国際会議 来年 日本で開催へ

次の時代の宇宙探査に向けた国際会議 来年 日本で開催へ
月面や小惑星の探査など、次の時代の宇宙探査に向けて、新たな国際協力の枠組みを話し合う会議が、来年3月、日本が主催して東京で開かれることになりました。
これは、27日、文部科学省が発表したもので、各国の政府が参加して宇宙探査の国際的な協力態勢を話し合う、「国際宇宙探査フォーラム」が、来年の3月3日に、日本が主催して東京で開かれることになりました。

会議では、2024年までの延長が決まっている国際宇宙ステーション計画以降の、月面や小惑星の探査など次の時代の宇宙探査に向けて、新たな国際協力の枠組みを作ることを目指すということです。

会議には、国際宇宙ステーション計画に参加しているアメリカやロシア、ヨーロッパなど15の国をはじめ、今は独自に宇宙開発を進めている中国やインドを含めた、合わせておよそ40の国に参加を呼びかけ、これまで以上に大きな国際協力の態勢を目指しているということです。

また、文部科学省では、会議の開催にあたって、日本としての今後の宇宙探査のビジョンを世界に示せるよう、ことし、国内での議論を加速させたいとしています。

松野文部科学大臣は、27日の閣議後の記者会見で、「この会議は、宇宙先進国や新興国など世界各国の閣僚級を含むハイレベルの政府関係者の参加を得て、今後の宇宙探査の国際協力について議論を行う。関係各国と連携して準備を進めていきたい」と述べました。