小中学校などで700人以上が集団食中毒か 和歌山 御坊

小中学校などで700人以上が集団食中毒か 和歌山 御坊
和歌山県御坊市の小中学校や幼稚園に通う子どもや教職員が、相次いで下痢やおう吐などの症状を訴え、これまでに700人以上に上っています。地元の保健所は、同じ給食センターで調理された給食が原因の集団食中毒の疑いがあると見て調べています。
27日午前、和歌山県御坊市が管轄する合わせて15の小中学校や幼稚園に通う子どもや教職員が、下痢やおう吐などの症状を訴えているという連絡が市の教育委員会に相次ぎました。

症状を訴えているのは、これまでに、合わせて719人に上るということで、市の教育委員会は、すべての小中学校と幼稚園で休校や休園の措置を取りました。

教育委員会によりますと、症状はいずれも26日夜から27日朝にかけて出ていて治療を受けている人もいますが、これまでのところ症状が重い人はいないということです。

子どもたちが症状を訴えた15の小中学校や幼稚園には、市内の同じ給食センターで調理されたおよそ2300人の給食が提供されていたということです。

このため地元の保健所は、給食センターの給食が原因の集団食中毒の疑いがあると見て、27日夕方、担当者が給食センターで立ち入り調査を行って詳しい原因を調べています。

教育長が会見で謝罪

午後7時から御坊市教育委員会の奥幹夫教育長などが記者会見し、「ご迷惑とご心配をおかけし、心からおわび申し上げます」と謝罪しました。

注目・関連ワード