2017-01-27

12年間、一日も途切れることなく酒を飲み続けた

22歳くらいの頃、夜眠れないようになり部屋で寝酒を始めた。

最初缶チューハイ。200ml一本で気持ちよく入眠できた気がした。

それからお決まりの酒量右肩上がりコース

缶チューハイをやめ赤ワイン一晩で一本空けるようになる。

家の階段で転んだり壁に頭をぶつけたり、記憶をなくすこともしばしば。

それでも何か楽しくて、幸せな気分で眠りにつけていた、当時は。

仕事に支障をきたすことはなかったし酒代で困窮するわけでもなかった。

そして30歳を過ぎた頃、貰い物のロイヤルサルートが美味しくて赤ワインからチェンジ

美味しいので、ロックストレートで飲んじゃう。

一晩でボトル1/3から2/3も飲むようになってだんだん(これはマズイかも)と思うようになってきた。遅すぎるけど。

肝臓腎臓アルコール依存症

家族に隠れて飲んでた訳じゃないし(まあ自分の部屋だけど)昼間は飲まない。手も震えない。

自分はまだアル中じゃないと思っていた。会社健康診断問題もなかった。

でもこれからずっと今のペースで飲み続けたらきっと40歳くらいで死ぬんだろうなと思うようになった。

眠れないなら病院睡眠導入剤を処方してもらえばよかったのだ。

でも当時はアルコールによる多幸感から離れられず、眠るためと言い訳をして酒を止める気は全くなかった。

しかし突然断酒の日はやってきた。34歳の頃だ。

月並みだが、恋の病にかかり飲食物が喉を通らなくなり、急に酒が欲しくなくなってそのまま飲まなくなったのである

それ以前にも交際相手はいた。おぼこ娘でも高齢処女でもなかった。

片想いでもなく相手に振り回されていたわけでもないが、なぜかその恋に夢中、胸がいっぱいで何も食べられなくなっていたのだ。

ずっとその状態なら死ぬのだが幸い食欲は戻った。酒だけが欲しくなくなった。断酒するつもりはなかったのに。

なんだかんだ恋にうつつを抜かしているうちに、夜眠れないこともなくなった。

ぶっちゃけ激しい○ックスで疲れ果てあっという間に寝てしまうのだ。

数年後、その相手結婚それから月日は流れたがアルコールは全く口にしていない。

相方出会った日から人生に酒は必要なくなったようだ。

アルコール依存ブロガーさんがはてな話題になっていたのを見てふと自分のことを思い出して書いてみた。

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