2017-01-27
■HoloLensを体験させると、次の瞬間には注文ページに行ってる人が結構いる 
最近、会う人会う人HoloLensを体験してもらっている。
しばらくすると、体験させたあと何人かがHoloLensの予約注文画面を見てることに気づいた。
まあ、そうなるわなあ。
HoloLensはいまのところ全く実用性がない。アプリも殆ど無い。
Webブラウザの操作のしにくさは絶望的だし、バーチャルキーボードも狂気じみてる。かといってBluetoothキーボードを使うというのはHoloLensの理念に反してる気がしてどうも気持ち悪い。さらに、基本操作であるAirTapを習得するまで少し時間がかかる。
でも激しくなにかを「感じる」のは間違いない。
HoloLensはLISAかも知れないし、なにかこの先に生まれそうな予感があるものの、実用的なものには程遠い。
Web検索すら一苦労だし、これでWebを見るならスマホでみたほうがずっとマシであろうと思う。
それでもやっぱり何かを感じるのだ。
ブラウザ付きの電話に過ぎなかった初代iPhoneをJailbrakeして無理やりプログラムを作ってた時代を思い出す。
なにかもっとできそうで、幸いHoloLensには、もっとできる要素が詰まってる。SDKさえ提供されている。
間違いない。未来は絶対にこっちの方向へ行く。
いま時点でこれが作れるなら、10年後にはどうなっているか。
Microsoftが(実に珍しく)時代を真に切り拓いたことで、いろんなメーカーがこれを解析し、次々とこの分野に参入してくるだろう。
まあでも、マルチタッチスクリーンでさえ、普及するまでそれなりの時間を要した。
https://www.sonycsl.co.jp/person/rekimoto/smartskin/
2002年に東京大学の暦本純一教授が開発したスマートスキンは、マルチタッチ操作の第一号と言えるかもしれない。
この発明はAppleとモトローラのマルチタッチをめぐる訴訟で非常に重要な役割を果たした。今日、WindowsだろうがAndroidだろうがもちろんenchantMOONだろうが、マルチタッチを使ってもAppleから訴えられないのは、暦本先生が先行研究を特許化もせずただ公開してくれていたからだ。
これを根拠としてAppleの特許に新規性が認められないということでAppleのマルチタッチ特許は無効になった。
2006年のTEDで、ニューヨーク大学のジェフ・ハンがマルチタッチスクリーンをデモした。
この頃にはとっくにAppleはマルチタッチを研究しており、それをiPhoneという形にまとめようとしている最中だっただろう。
満を持してiPhoneが発売されても、普通の人々はマルチタッチにそれほど強い関心を惹かれなかった。iPhoneはセンセーショナルにデビューしたものの、初期はやや失速し、苦戦した時期があったのだ。
翌年、AppleはようやくiPhoneのSDKを公式に発表し、巨大なAppStoreを作り上げた。
それでも、日本ではデビューして数週間後には在庫がだぶついてだいぶ販社は弱っていた。
暦本先生がスマートスキンを開発してから、わずか5年後にiPhoneが発売されたというのはまさしく驚異的である。
それが普及するにはさらに2〜3年を要したが、2012年には日本はすっかりiPhoneユーザーの方が多くなってしまったし、全世界規模で見ても、先進国でマルチタッチスクリーンを使っていない人のほうが少数派になってしまった。この技術の普及速度というのは全く爆発的なものである。
HoloLens的世界が仮にあと5年でやってくるとしたら、今からできることはなんだろうか。
もちろん実際にはその倍の時間がかかるかもしれないが、3倍の時間は掛からないのではないか。
新技術が発展・普及する予兆を感じる時がある。
それの半分は勘だけど、もう半分はそれを素人が体験したときの反応や驚きだ。
いつだって人々の内なる欲望がテクノロジーを突き動かす。
エンジニアだけがそれに夢中になってもダメで、むしろエンジニア以外の人にも将来性を感じてもらわなくてはならない。あるテクノロジーが出現したとき、それを作り出すのはエンジニアだが、その周囲には、スポークスマンやマーケッター、起業家や投資家といった、エンジニア以外の人々が居て、彼らの協力をとりつけるためには、圧倒的な説得力が必要だからだ。
HoloLensはGreat demoである。
「こんなことができるのか」という素直な感動がある。
ぜひテック系以外の人にも体験してほしいし、想像力を膨らませて欲しい。
そのうえ、これが最高に凄いところだが、HoloLens向けソフトの開発は、Windows用ソフトの開発と同じくらいに簡単である。Unityを使えばもっと簡単になる。
今我々はすごい時代に生きているのだ。
HoloLens、本当に必要かどうか僕は半信半疑だったので、最初は自腹で購入した。
けど、これはAIと必ず接続されるというアイデアが湧いたので、会社で買うことにした。
HoloLensの切り開く世界は今のところ教育やエンターテインメント、工場などの使用が想定されているが、僕はAIこそがHoloLensの可能性を切り開くひとつの切り口になると思う。
アイデアは色々あるが、実装する人手が足りない。
サーバーと接続するのでサーバー系エンジニア、Unity系エンジニアでAIに興味がある人を引き続き募集しています。
最近うれしかったのが、面接した人がenchantMOONの熱心なユーザーだったこと。
弊社に限り、enchantMOONユーザーであることは面接では有利です。
ご応募お待ちしております
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